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近年、医療や美容の分野で水素吸入が大きな注目を集めています。

ここでは、水素吸入療法について知っておくべき基礎知識について詳しく解説していきます。

動画での簡単な解説はこちら

水素吸入療法とは

水素吸入療法とは

水素吸入療法とは、水素ガスを専用のチューブを使って鼻から吸入することで体内に水素を取り入れる療法です。

この療法は2007年の『水素が悪玉活性酸素を選択的に取り除く作用がある』という発見をきっかけに、急速に研究が進められてきました。

特に心肺停止後症候群や急性心筋梗塞、高血圧や糖尿病などの生活習慣病、新型コロナウイルス感染症などに対しての研究が進んでいます。

先進医療Bとして認定

この水素吸入療法は2016年に厚生労働省から先進医療Bに認定されました。

現在は先進医療Bから取り下げられていますが、認定に至った経緯や研究結果、取下げ理由について以下の記事で解説していますので、ぜひご参考ください。
>> 厚生労働省が認めた『水素ガス吸入療法』|先進医療Bの認定と取り下げ理由

酸素吸入との違い

初めて水素吸入と聞いた方は、「酸素吸入と何か違うの?」と疑問に思われるかもしれません。

これら2つは、吸入する物質が異なるだけではなく、期待されている効果や副作用、国の規制や法律などさまざまな面で異なります

大雑把にまとめると、酸素吸入は高濃度の酸素を吸入し、低酸素状態の患者さんの改善を目的とする医療行為が一般的です。それに対し、水素吸入は高濃度の水素を吸入し、医療行為ではなく、健康増進や美容、治療のサポートとして活用される場合が多いです。

これら酸素吸入と水素吸入について7つの項目に焦点を当て違いを解説し、どちらがどういった場合に適しているかを以下で詳しくご紹介しています。
>> 酸素吸入と水素吸入の違いは?効果や安全性など7項目を徹底比較!

水素吸入療法のメカニズム

なぜすごい?水素吸入療法のメカニズム解説

水素吸入は、体内で過剰になった活性酸素を除去することが、様々なメリットが得られると考えられています。

私たちの体では日々活性酸素という物質が生成されています。

活性酸素は免疫機能など体内で重要な役割を果たしている一方で、増えすぎると細胞を傷つけたり炎症を引き起こしたりと人体に害を与えることが報告されています。

そして、活性酸素が過剰な状態が続くことで様々な疾患が誘発されることがわかっており、水素はその元凶である活性酸素を取り除くことで、疾患の予防や治療補助として有効ではないかと期待されています。

また、病気だけではなく、美容や健康増進とも活性酸素が深く関わっていることから、これらの分野でも期待が寄せられています。

さらに詳しい水素が働くメカニズムについては、以下の記事で解説しています。
>> 水素吸入の健康効果メカニズムを徹底解説

水素吸入療法に期待されている効果

水素吸入療法に期待されている効果

水素吸入療法が体内の活性酸素を除去することで実際にどんな影響があるのかについて、これまでに様々な臨床試験で調べられています。

中でも、研究が盛んなのは「がん」に関するものです。

水素吸入療法とがんの関係

体内に活性酸素が過剰に溜まった状態を酸化ストレスと呼び、酸化ストレスはDNAを損傷させることで癌の原因となることが報告されています。1)

そこで水素の抗酸化作用を活用して体内の過剰な活性酸素を除去することで、がんの予防や改善に繋げられないかと研究が進められています。

実際にこれまで複数の研究で、従来の治療法の補助として、もしくは単独での水素療法ががん患者の生存率の増加やQOL(生活の質)向上、腫瘍の減少などに貢献するといった報告がされています。2)

水素吸入療法とがんとの関係について詳しくは以下をご覧ください。
>> 水素吸入療法と各種「がん」に対する効果一覧
>> 【医師監修】放射線治療の副作用を軽減?水素吸入療法の可能性を徹底解説
>> 【医師監修】抗がん剤治療の副作用を軽減?補助療法として注目の水素吸入の可能性

その他の疾患や健康・美容への効果

水素吸入療法は癌以外にも、様々な疾患や健康・美容分野に対して効果があると期待されています。

例えば、水素吸入によって血圧が低下したり、アトピー性皮膚炎がで改善したといった報告があります。また、肌のハリやシミが改善したとの報告もあります。

これまでに報告されている効果について科学的根拠に基づいた解説は以下のページからご覧ください。
>> 【疾患・目的別】水素吸入療法に期待できる効果一覧

また、会員ユーザーの皆様から寄せられた個別の体験談やインタビューについても掲載しているので、そちらもあわせてご覧ください。
>> 水素吸入を取り入れている方の体験談一覧
>> 【実録】闘病中に水素吸入を活用した方へのインタビュー

水素吸入にリスクや副作用はある?

【医師監修】水素吸入療法の安全性・副作用を解説

水素吸入はこれまでの様々な研究において重大な副作用が報告されておらず、比較的安心して使える療法です。

また、水素と聞くと爆発するのでは?と思う方もおられますが、基本的にそういった心配がないように多くの水素吸入器は設計されているので、その点も安心して使えます。

とはいえ、水素吸入の分野が新しいということもあり法整備がまだまだ追いついていないのが現状です。

水素吸入の安全性についてもっと知りたいという方は、ぜひ以下の記事もご覧ください。
>> 水素吸入療法は副作用はある?注意するべきポイントも解説

水素吸入の好転反応に関して

また、水素吸入を活用され始めたばかりの方が体の変化や違和感を感じられることがあります。これらは好転反応と言われることがありますが、副作用好転反応と勘違いしないように、これらの違いをしっかりと理解しておくことが重要です。

場合によっては、水素吸入器の使用中止や医師への相談が必要になるため、好転反応について知っておきたい方はぜひ以下の記事もご参考ください。
>> 【医師監修】水素吸入の好転反応の症状や原因は?副作用との違いも解説

水素吸入を行う3つの方法

水素吸入を行う3つの方法

水素吸入を行うには主に以下の3通りがあります。

水素吸入をする3つの方法
  1. 水素吸入が体験できるクリニックに行く
  2. 水素吸入器をレンタルして自宅で行う
  3. 水素吸入器を購入して自宅で行う

それぞれ以下で解説します。

水素吸入をする方法①:
水素吸入ができるクリニック・サロンに行く

クリニックや整骨院、サロンなどで、水素吸入を治療・施術オプションとして提供していることがあります。

1回30〜60分が2,000〜3,000円前後受けられ、まだ水素吸入をしたことがない方にとっては試しやすいでしょう。

ただし、水素吸入はできるだけ長く、毎日行うことで効果が高まることが期待されるため、最大限効果を得たい場合はサロンやクリニックは不向きと言えるかもしれません。

まとめると、水素吸入器の購入やレンタルをする前に、少し体験してみたい場合や低頻度でも定期的に水素吸入を行いたい時にサロンやクリニックで水素吸入するのがおすすめと言えます。

>> 水素吸入サロンの「料金相場」は1時間3000円!プランと選び方を解説
>> 【決定版】水素吸入の最適な頻度は?目的別に効果的な回数と時間を解説
>> 【都道府県別】水素吸入ができる施設一覧|掲載数270件以上!

水素吸入をする方法②:
水素吸入器をレンタルして自宅で行う

水素吸入器をレンタルすれば、サロンやクリニックに通わずに自宅でも水素吸入が行えます。

レンタルの特徴としては、比較的価格を抑えながら水素吸入が行えるのが一番大きなポイントでしょう。

一方で、現状はまだレンタルを行なっていない販売会社も多いため、その点は確認が必要です。

また、長期的に見てレンタルよりも購入の方が安く済む場合などもあるため、レンタルか購入のどちらが自分に向いているのか事前に確認しておきましょう。
>> 【徹底比較】水素吸入器はレンタルと購入のどちらが良い?

水素吸入をする方法③:
水素吸入器を購入して自宅で行う

水素吸入器を購入した場合でも、自宅で水素吸入が行えます。日常的に水素吸入を取り入れる場合は、この方法が最も一般的です。

ただし、購入する場合は製品によっては数十万円〜数百万円と高額になる場合もあるため、後悔しない選択をすることが重要になります。

また、中古で購入できる場合もあります。その場合はコストを抑えられるメリットがある一方で、中古ならではのデメリットなどもあるため、中古を購入する際は注意しましょう。

「失敗しないための水素吸入器の選び方」や「中古と新品のどちらが良いのか」については、以下の記事で解説しています。
>> 【2025最新版】失敗しない水素吸入器の選び方|9つのポイント解説
>> 水素吸入器を中古で買っても大丈夫?購入前に知るべきメリットとデメリット

水素吸入器の種類はどんなものがある?

水素吸入器の種類はどんなものがある?

水素吸入器と一口に言っても、実は以下の3つの異なる種類が存在しています。

水素吸入器の種類
  1. 家庭用水素吸入器
    家庭で本格的に水素吸入したい人向け。相場は数十万円程度
  2. 業務用水素吸入器
    治療に用いられるレベルの機器。100万円以上の機器も多い
  3. ポータブル水素吸入器
    持運びできる手軽さが魅力。数万円からと価格も手頃。

それぞれの特徴やメリット・デメリットについて理解することは、自分のニーズにあった最適な水素吸入器を選ぶ上で欠かせません。

全てにおいて完璧な水素吸入器はないため、それぞれの利点・欠点を把握し、水素吸入器を購入またはレンタルする場合は、自分に合った最適な機器を選ぶようにしましょう。
>> 【おすすめは?】水素吸入器3種類のメリットとデメリットを徹底解説

水素吸入以外の水素療法は?

【徹底解説】水素療法の種類について|一番効果的なのは?

水素吸入以外にも、水素水や水素風呂、水素カプセルなど水素を用いた水素療法は、様々存在しています。

水素療法の種類一覧
  • 水素水
    水素が溶けた水を飲む方法。手軽さが魅力
  • 水素風呂
    水素がとけた水に入浴する。皮膚への効果の期待大。
  • 水素ゴーグル
    水素ガスを目に当てる方法。眼の疾患に有効性が期待。
  • 水素カプセル
    腸内で水素を発生させる。サプリを飲むだけで手軽。
  • 水素点滴
    水素が入った点滴を行う。クリニックでのみ可能。
  • 水素バーム
    水素が含まれた軟膏。皮膚に直接塗って効果を期待する。
  • 水素クリーム
    水素を含んだクリーム。主に美容目的で使用される。

それぞれにメリット・デメリットが存在し、どんな場合にどの方法が向いているのかなどが変わります。

自身の用途やニーズに合ったものを選ぶために、それぞれの利点・欠点をしっかり把握し、最適なものを選ぶようにしましょう。
>> 【徹底解説】水素療法の7種類について解説|一番効果的なのは?

水素水と水素吸入はどちらが良い?

「水素吸入と水素水のどちらが良いのか?」という質問を当サイトへもよくいただきます。

これについて、単純にどちらか良いということは難しいのが現状です。

しかし、どちらか一方を選ばないといけない場合は、すいかつねっとでは「水素吸入を推奨」します。

その理由については、以下の記事で詳しく解説していますので、どちらにしようか迷われている方はぜひご参考ください。
>> 【どっちが良い?】水素水と水素吸入の違いとメリット・デメリットを解説

水素吸入療法はエセ科学なのか?

【これが結論】水素吸入はエセ科学でトンデモ健康法なのか?答えはNO

ネットの検索では、「水素吸入 エセ科学」といったキーワードで多く検索されており、世間的に水素吸入に怪しさを抱いている人も一定数いるようです。

しかし、「水素吸入=怪しい」というのはただの勘違いで、本当はかなり希望に満ちていると考えています。というのも、水素吸入は厚生労働省に先進医療として認定された実績がありますし、人を対象とした研究報告も続々と出てきているためです。

他にも色々と理由はありますが、「水素吸入がエセ科学ではない!」と主張する根拠や、エセ科学であると主張している方々への回答について以下で解説しています。

水素吸入を信じて良いのかわからないという方は、ぜひご参考ください。
>> 【これが結論】水素吸入はエセ科学でトンデモ健康法ではない理由4つ

水素吸入療法についてよくある質問

放射線治療と水素吸入に関するよくある質問

以下で、水素吸入療法についてよくある質問をいくつかご紹介します。

水素吸入は保険適用になる?

水素吸入は今のところ保険適用外です。

そのため、水素吸入治療が提供されているクリニックでの体験時や診療時は実費診療となります。

水素発生量は多いほど良い?

すいかつねっとでは、水素発生量が多いほど期待できる効果も高いと考えています。

最低でも200〜300ml/分の水素が発生する機器をお勧めしています。

水素吸入の効果はいつ現れますか?

体質などによる個人差がありますが、当サイトのアンケート調査では43%の人が「翌日までに効果を感じた」と回答しています。

1週間以内まで広げると56%と半数以上にもなるので、だいたいこの辺りを目安としておくと良いかと思います。

詳しいアンケート調査の内容や効果の持続時間などは以下をご参考ください。
>> 水素吸入の効果はいつ現れる?「翌日までに実感」が43%【146名を徹底調査】

どの水素吸入器を買えば良いかわかりません

水素吸入器は数十万円〜数百万円と高額になりがちなため、失敗しないために幾つかのポイントを押さえておくことが重要です。

水素吸入器の後悔しない選び方については、以下の記事で詳しく解説しています。
>> 後悔しない!水素吸入器の選び方を徹底解説

水素吸入での死亡事故があったって本当?

中国内で水素吸入器の使用による死亡事故があったというニュースを聞いた方もおられるかと思います。

これについては、水素吸入と死亡との因果関係が示されたわけではなく、亡くなられた方の息子さんが「水素吸入で父は死んだ」と主張しているに過ぎません

詳しくは以下の記事で解説していますので、気になる方はぜひご覧ください。
>> 水素吸入はやめるべき?中国での死亡事故の真相について

水素吸入器でのPEM式とSPE式の違いは?

これらは基本的には同じものを指し、呼び方が異なるだけです。

詳しくは以下の記事で解説していますので、詳しく知りたい方はぜひご参考ください。
>> 【徹底解説】水素吸入器のPEM式とSPE式の違いは?安全性についても解説

まとめ:水素吸入は様々な期待が寄せられる安全な療法

水素吸入療法は比較的新しい療法であり、今後さらにその効果が解明されていくことが期待されます。

まだ新しい療法なので、お医者さんが水素の効果を知らないこともよくあり、怪訝な顔をされることもあるかもしれません。

しかし、『水素吸入に期待されている効果一覧』でも解説しているように、様々な研究によって日々その可能性が報告されており、期待は高まっています。

また、副作用がないのも1つ大きな利点でもあるので、興味のある方はぜひ一度試してみることをおすすめします。

そして、体験した感想をぜひ『体験談投稿』よりご投稿いただき、水素吸入に興味のある方々の後押しをしていただければ幸いです。

参考文献
  1. M-Review『酸化ストレスと癌』山下依子、豊國伸哉
  2. Mohd Noor MNZ, Alauddin AS, Wong YH, Looi CY, Wong EH, Madhavan P, Yeong CH. A Systematic Review of Molecular Hydrogen Therapy in Cancer Management. Asian Pac J Cancer Prev. 2023 Jan 1;24(1):37-47. doi: 10.31557/APJCP.2023.24.1.37. PMID: 36708550; PMCID: PMC10152878.
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