《この記事の執筆者》
本サイトの運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
水素吸入をやってみようと思ったものの、
「水素吸入器がたくさんあって、どれが良いのかわからない」
というお悩みをお持ちの方も多いでしょう。
そこで本記事では、筆者がこれまでに数々の水素吸入器を試してきてわかった水素吸入器を選ぶ際に絶対に見ておきたい9つのポイントについて解説していきます。
今回ご紹介するポイントをしっかりと押さえておけば、後悔することなく自分に最適な水素吸入器を選べるようになるので、ぜひ最後までご覧ください。
水素吸入の基礎についてまだご存知でない方は、先に以下の記事をご覧になられるとより吸入器選びのポイントの理解が深まります。
>> 水素吸入療法とは?期待される効果や副作用
水素吸入器を選ぶ9つのチェックリスト
水素吸入器の購入を検討されている方は、その機器が以下の点を押さえているかを確認してください。
- 水素ガス発生量は十分か?
- 連続吸入時間は1時間以上可能か?
- 騒音レベルは50db以下か?
- 製品価格は高すぎないか?
- 維持費はかかりすぎないか?
- メンテナンスは簡単か?
- 製品本体は動かしやすく丈夫か?
- 安全性は保証されているか?
- メーカー/販売会社は信頼できるか?
上記すべてにYesであれば、高品質で安全性も担保され、信頼できるメーカーとしてそこの製品を買って良いでしょう。
全てにYesではない場合は、以下で解説するそれぞれの項目の内容を把握して、妥協できるなと思う部分であれば、購入しても良いでしょう。
では、以下で詳しく解説していきます。
ポイント①:
水素ガス発生量は十分か?
水素ガスの発生量は、水素吸入器を選ぶ上で最も重要な要素の一つです。
ま発生量が多いほど、より多くの水素を体内に取り入れることができ、効果が高まることが期待されます。
私がこれまで様々な水素吸入器を試してきた経験としては、1000ml/分以上が理想的です。
ただし、水素発生量が高くなるほど製品価格も上がる傾向にあるため、妥協点としては500ml/分ぐらいとなります。
実際に私も様々な水素吸入器を試してきましたが、水素ガス発生量が高いほどより体感が良いと感じています。
具体的には150~300ml/分ではほぼ何も感じず、600ml/分ぐらいから少し変化を感じ始め、現在では1000ml/分以上を活用しています。
大前提、私は20代後半の超健康に気を遣って食事や運動をしている健康体なので、そういう要素も感じ方に影響している可能性はあります。
感じ方は人それぞれですが、水素量が高い方がより多くの人が体感で感じやすいのは間違いないでしょう。
水素発生量は何ml/分が十分なのか?
現状、どれくらい水素発生量がベストなのかについて調べた研究はありません。
しかし、これまでに「水素吸入による健康効果」を報告している研究では、概ね1~4%の濃度の水素ガスが用いられています。
これを1分間の排出量に換算すると80ml~320ml/分となります。(1分間に8000mlの呼吸量の場合)
なので、この基準を満たす、またはそれ以上の発生量を持つ製品を選ぶと良いでしょう。
ただ、個人的な体感としては最低でも300ml/分以上欲しいところで、1000ml/分以上あれば文句なしかと思います。
ポイント②:
連続吸入時間はどれくらいか?
連続で稼働できる時間も重要なポイントの1つです。
体内では常に万病の元となる活性酸素が生成されているため、短時間の吸入ではその後にあっという間に再び活性酸素が蓄積してしまいます。
したがって、連続稼働時間が長く、連続して長く吸入できるものが良いです。
持病がある人ほど長時間可能ものを選ぶ
特に糖尿病などの生活習慣病やがんなどの持病がある方は活性酸素の産生が亢進し、かつ抗酸化力が低下しています1)。
そのため、健康体の人よりも活性酸素が蓄積しやすい状態にあるため、より長い時間の吸入が望ましいと言えるでしょう。
8時間以上あれば最適
特に睡眠時にも吸入できるような8時間以上の連続稼働なものであれば最適です。
寝ながらの吸入であれば、吸入中に他のことができなくなるといったこともないので、快適です。
ただし、そこまでいかなくても最低でも1時間、できれば数時間は連続稼働ができるものを選ぶようにしましょう。
ポイント③:
騒音レベルは50db以下か?
水素吸入器が稼働している際の騒音レベルも、吸入器選びの重要な要素になります。
一般的な水素吸入器では騒音レベルは50db(デシベル)程度が平均的ですが、できるだけ低騒音の製品を選ぶことをおすすめします。
低騒音であればあるほど使用時のストレスが軽減され、より快適に水素吸入を続けることができます。
50dbの騒音はどのくらい?
50dbの騒音とは、家庭用クーラーの室外機や静かな事務所などがそれに相当し、大きく聞こえるが通常の会話はできるぐらいのレベルです2)。
とはいってもわかりづらいかと思うので、以下の動画でdbの違いを感じてみてください。
実際は機械から離れて吸入しますし、吸入器によっても音の出方や種類が異なるため感じ方はかなり異なる点は注意しておきましょう。
騒音レベルが公開されていない場合は注意
騒音レベルが公表されていない製品は、購入前に必ず何らかの方法で確認するようにしましょう。
そうでないと、買っていざ使ってみてから、「うるさくて落ち着かない」「夜に近所迷惑になりそうで使えない」なんてことにもなりかねないからです。
なので、販売者によって騒音レベルが公開されていない場合は、必ず問い合わせるようにし、できれば実機の騒音を体験させてもらうのが良いでしょう。
実際に機械の騒音を聞いてみることで、dbでは測りきれない部分も知ることができます。
ポイント④:
製品価格は高すぎないか?
水素吸入器の本体価格も吸入器選びには重要なポイントです。
他の家電製品と同じように製品の品質が上がるほど高くなる傾向にあります。
しかし、不当に高価なものも中にはあるので、高すぎず安すぎずなものがおすすめです。
高すぎるものは一般向けではない
水素吸入器の中には、200万円以上するものもあり、よほどお金に余裕がない限り購入できないでしょう。
200万円以上するものは性能が高い物が多いですが、中には大した性能もないのに高値で売っているものも混じっています。
なので、200万円以上といった高価なものは一般の人は検討しなくても良いというのが個人的な意見です。
安すぎるのも注意
一方で安すぎる水素吸入器もあまりお勧めできません。
というのも、そういった吸入器は品質が著しく低いものもあり、安全性などの面で懸念が残るためです。
なので、大体の相場感から著しく安い場合は注意しておいた方が良いでしょう。
どれくらいが妥当の相場?
吸入器と一口に言っても実に様々な物があるため、一概にこの値段であれば良いというのは難しいのが正直なところです。
ただし、1つの目安として以下の価格帯を把握しておけば、ぼったくりの商品や安すぎる商品を避けることができるでしょう。
水素発生量 | 価格 |
---|---|
2,000ml〜/分 | 180〜200万円前後 |
1000〜1999ml/分 | 100〜180万円前後 |
300〜999ml/分 | 50〜100万円前後 |
〜300ml/分 | 20〜50万円前後 |
上記の表で大体の相場感を理解しておけば、例えば水素発生量300ml/分以下なのに100~200万円する場合は、よほどの理由があるのでは?と疑って製品を検討できるようになります。
ポイント⑤:
維持費はどれくらいかかるか?
毎月の維持費(ランニングコスト)も水素吸入器を選ぶ際にはかなり大切なポイントになります。
というのも、購入時に知らずに買ってしまい、実際に使って少し経ってから「思ったよりお金がかかる!」なんてことを避けるためです。
販売者はこの部分をできれば隠したいので、このランニングコストの面はしっかりと確認しておくようにしましょう。
ランニングコストとしてみるべきポイント
ランニングコストには、主に以下の内容が含まれます。
- 毎月の電気代
- 精製水の購入費
- 消耗品の交換費用(メンテナンス費用)
それぞれどのように見ればいいのか解説していきます。
ランニングコスト①:
毎月の電気代
毎月の電気代は、ご自身が使われている電力会社の使用料金と水素吸入器の消費電力が構成要素となります。
つまり、消費電力の少ない水素吸入器を選ぶことで毎月の電気代を抑えることができます。
ただし、消費電力が低いと水素ガス発生量が低下するというトレードオフでもありますので、その辺りのバランスは見ておきましょう。
電気代の見積もり方法
想定される電気料金は以下のように算出できます。
1時間あたりの電気代=消費電力(W)×1h÷1000×電力量料金(円/kWh)
上の公式を用いて、例えば消費電力800Wの吸入器を毎日2時間使用し、電力量料金が30円/kWhだった場合に1ヶ月(30日間)使用した場合は以下のようになります。
800(W)×2(h)÷1000×30(円/kWh)×30(日)=1,440円
上記の条件だと毎月1,440円ほど電気代がかかるという想定になります。
これ高いか安いかについては個人の状況にもよると思うので、気になる水素吸入器の消費電力を用いてどれくらいの月額電気代になるのか把握するようにしておきましょう。
以下のサイトでは、使用している電力会社や消費電力などを入力して、大体の概算ができるので入力して確認してみてください。
>> 電気代・電気料金の計算
ランニングコスト②:
精製水の購入費
水素吸入器は基本的には水を電気分解して発生させた水素ガスを吸う仕様となっています。
なので、水素を発生させるための水が必要となります。
その水が市販の精製水で良いのか、メーカーが販売している専用水でないといけないのかによって維持費が変わってきます。
できれば市販の精製水が使えるものを
維持費を抑えるためにも、できるだけ市販の精製水を使える吸入器がお勧めです。
というのも、市販のものであれば、安いものだと20Lで2,500円前後、500mlペットボトル入りでも100円前後です。
一方、専用の水の場合20Lで4,450円と市販のものの倍ほどするものもあり、基本的には市販のものよりも高いです。
ランニングコスト③:
消耗品の交換費用
水素吸入器は、基本的には水を電気分解する部分に使われる電解槽やイオンフィルターなどの定期的な交換が必要となります。
これらの部品の交換頻度や値段は実に様々で、吸入器によってかなり異なります。
なので、こういった情報は必ず確認するようにしましょう。
公式サイトに載っていない場合は、そもそもメーカーの信頼度が低くなりますが、どうしても気になる吸入器があれば必ず購入前に問い合わせるようにしましょう。
ポイント⑥:
メンテナンスは何が必要か?
メンテナンスの手間についても水素吸入器選びには見逃せないポイントとなります。
基本的には以下の2点で確認しておくようにしましょう。
- 日々のメンテナンス
- 定期的なメンテナンス
それぞれ詳しく解説していきます。
1. 日々のメンテナンスで見るポイント
日々のメンテナンスとしては以下のポイントを確認しておきましょう。
毎日水の入れ替えや洗浄が必要なのか?
精製水の追加は簡単か?
毎日水の入れ替えや洗浄が必要なのか?
吸入器によっては、水素ガスの水滴がカニューラに入るのを防ぐ目的で湿潤ボトルが付属しているものもあります。
このボトルの洗浄が使用ごとに必要なのか、それとも1ヶ月に1度で良いのかなど製品によってかなり幅があるため、見ておくと良いでしょう。
精製水の追加は簡単か?
水素吸入器は水を分解して水素を発生させるため、使用に応じてタンク内の水が減っていきます。
その水を追加する際に注ぎ口が狭かったり、入れづらい場所についていたりするとメンテナンス性が低いと言えます。
細かな部分ですが、確認できるのであれば見ておいて損はないでしょう。
2. 定期的なメンテナンスで見るポイント
定期的なメンテナンスで見るポイントは主に以下となります。
- 定期的なタンク内の水の入れ替えが必要か?
- メーカーによる定期メンテナンスの頻度は?
定期的なタンク内の水の入れ替えが必要か?
吸入器によっては、タンク内の水を一定の時間ごとに入れ替えることが推奨されているものもあり、そういったことが必要なのか確認しておきましょう。
また、その際は手軽にできるのか、はたまたポンプなどを使って行わないといけないのかも確認できればなお良いです。
メーカーによる定期メンテナンスの頻度は?
メーカーによる定期メンテナンスについては、毎年発生するのか、使用時間によって発生するのか、郵送などはメーカーが手配してくれるのかなど、そういった面で見ておくと良いでしょう。
この定期メンテナンスは、メンテナンス中に吸入器を使えない場合もあるため、できるだけ少ない方が手間も少なくなり良いでしょう。
ポイント⑦:
安全性は保証されているか?
水素吸入器の安全性についてもしっかりとみておきたいポイントです。
水素吸入器は医療機器ではないため、今のところ国が定める安全性の基準が存在しません。
そのため、製品の安全性を確認する上で、FDAやCEなどの国際的な認証を取得しているか、第三者機関による安全性試験が実施されているかどうかが重要な指標となります。
これらの認証は、製品が一定の安全基準を満たしていることを示すため、安心して使用できる製品かどうかを判断する際の重要なポイントです。
「そういった認証がないから危険」ということではないですが、自身の健康のためにする水素吸入で逆に体に害を及ぼさないようにするには、そういったものがあると安心でしょう。
>> 【医師監修】水素吸入療法にリスクや副作用はある?各国の規制は?
>>【危険】水素吸入器で水素爆発する条件とさせないためのポイント4つ
ポイント⑧:
製品本体は動かしやすく丈夫か?
水素吸入器の本体の素材や重量、製品の耐久性や移動のしやすさについても確認しておきましょう。
動かしやすさで見るポイント
動かしやすさの観点では、以下が重要となります。
- 本体は重すぎないか?
- サイズが大きすぎないか?
- キャスターが付いているか?
本体が重すぎる場合や大きすぎる場合は移動しづらさがあります。
また、大きすぎる場合は部屋のスペースを取るためできれば避けたいですよね。
ただ、多少製品が重たい場合でも、キャスターが付いていれば部屋間の移動などはしやすいので、その点も確認しておきましょう。
サイズ感については、公表されているサイズでは分かりづらいことも多いので、実際に実物を見て確認することをお勧めします。
丈夫かどうかで見るポイント
水素吸入器の筐体の材質も丈夫さの点で重要になります。
例えばプラスチック製の場合は、誤って倒してしまったり何かをぶつけてしまったりした万が一の場合に、他の材質と比べて凹んだり壊れたりする可能性が高くなってしまいます。
しかし、医療機器のように鉄やアルミなど金属板が素材として使われていれば頑丈で安心です。
ポイント⑨:
メーカーや販売会社は信頼できるか?
水素吸入器を選ぶ際の最後のポイントは、吸入器のメーカーや販売会社が信頼できるかどうかです。
ここは意外とかなり重要になります。
というのも、ここまでの8つのポイント全てをクリアしていても、アフターサポートが雑だったり、保証の対応が適切でないなどがあれば、全て台無しになるためです。
なので、会社が信頼できるか否かについては、以下の項目をもとにしっかりと確認しておきましょう。
- これまでの販売歴や実績がどうか
- 会社での吸入器関連の研究部門があるか
- 購入前の体験が無料または低価格で可能か
- 1ヶ月など返金保証はあるか?
- 保証期間は十分長いか?
- 使い方の資料(冊子や動画など)は充実しているか?
- ネット上での口コミは問題ないか
これらの点をしっかりと把握すれば、その企業が信頼に足る会社かどうかを判断できます。
それぞれの項目についての具体的な解説は長くなるため、以下の別記事で解説しています。
もっと具体的に知りたい方はぜひご参考ください。
>> ほんとに大丈夫?水素吸入の販売会社が信頼できるか見定める方法(準備中)
迷ったらこれ!おすすめの水素吸入器
ここまでかなり具体的に細かく水素吸入器選びのポイントを解説してきました。
そこで、選び方のポイントはわかったものの、結局どれが良いのか決めかねている方もいるでしょう。
そんな時は、当サイトでは以下の水素吸入器をおすすめしています。
上記で紹介している9つのポイントをもとに多くの人に最適であろう水素吸入器を選びました。
>> これに決まり!おすすめの水素吸入器
詳しく製品の解説があるので、ぜひ覗いてみてください。
これだけは守って!購入前にすべきただ1つのこと
これまでにいくつも水素吸入器を試してきた身としては、購入前の体験はしておくことを強くおすすめします。
体験ができない場合は、レンタルなど低価格で試すようにしましょう。
というのも、実際に使ってみると「あんまり効果を感じない」や「思ったよりうるさい」、「想像以上に大きい」といったように実際に吸入器を見たり動かしたりしないとわからないことも多いです。
高い品質の吸入器は安い買い物ではないため、購入した後に「しまった!」となってからでは遅いです。
そういう意味で返金保証があるメーカーだと安心ですが、何よりも購入前の体験は強くお勧めします。
購入が良い?レンタルでも十分?
「水素吸入器高い…」とお悩みの方も多いと思います。
実際、業務用水素吸入器は数十万円〜数百万円の製品も多く、すぐ購入の判断ができない場合も多いです。
そういった場合に考えられる選択肢としては、水素吸入器のレンタルがあります。
水素吸入器を自宅で使いたいけど、購入するかレンタルするかどっちが良いのか決めかねている方は、自分がどちらが向いているのかについて、以下の記事でご確認ください。
>> 【徹底比較】水素吸入器はレンタルと購入のどちらが良い?
中古でもOK?新品とどっちが良い?
「購入かレンタルか」に加えて、水素吸入器を購入をする際に大きな悩みポイントとなるのは、「中古か新品か」という点です。
「中古の方が安いから」というだけで、中古の水素吸入器を買うと失敗する可能性もあるので、慎重に選ぶ必要があります。
中古での水素吸入器の購入を検討されている方は、まず以下の記事を読んで「中古のメリット・デメリット」を把握した上で購入されることを強くおすすめします。
>> 水素吸入器を買うなら新品が良い?中古でもOK?
失敗しない水素吸入器の選び方:まとめ
- 水素ガス発生量は十分か?
- 連続吸入時間は1時間以上可能か?
- 騒音レベルは50db以下か?
- 製品価格は高すぎないか?
- 維持費はかかりすぎないか?
- メンテナンスは簡単か?
- 製品本体は動かしやすく丈夫か?
- 安全性は保証されているか?
- メーカー/販売会社は信頼できるか?
今回は、水素吸入器を選ぶ際のポイントについて解説しました。
シンプルな水素ガス発生量だけではなく、稼働時間やランニングコストなど様々な点を考慮する必要があります。
水素吸入器は購入する場合高額になるケースも多いため、今回紹介した9つのポイントを参考にぜひ後悔しない水素吸入器選びをしてください。