《この記事の執筆者》
本サイトの運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
本記事では、水素吸入が行えるドクターズマンの水素吸入器『H2JI1』の製品情報から特徴やスペックについて解説していきます。
また、当サイト基準での製品評価も行なっておりますので、ドクターズマン『H2JI1』にご興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
水素吸入器『H2JI1』の製品情報
ドクターズマンの水素吸入器『H2JI1』の製品仕様の詳細は以下の通りです。
商品名 | 水素吸入機H2JI1 |
本体寸法 | 幅23 × 奥行37 × 高さ48(cm) |
本体重量 | 13kg |
色 | 白 |
材質 | 樹脂 |
電圧・周波数 | AC100V 50/60Hz(海外仕様あり) |
消費電力 | 140W |
付属品 | 不明 |
定価 | 2,420,000円(税込) |
メーカー保証 | 1年 |
生産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社ドクターズ・マン |
『H2JI1』は株式会社ドクターズ・マンが製造・販売している水素吸入器で、サイズがコンパクトなことが特徴です。重量も13kgと部屋間の移動ぐらいであれば女性でもできるレベルでしょう。
公式サイトを見ると、慶應大学と提携して臨床試験を行なっているなど実績がかなり強調されています。
一方で、価格が税込240万円超と一般家庭にとっては手が出せない・出しづらい高額となっているため、サロンやクリニックなど商用向けの用途が向いていそうです。
水素吸入機『H2JI1』の読み方は「エイチツー・ジェイアイ・ワン」とそのままで良いみたいです。
水素吸入器『H2JI1』の特徴・スペック
水素吸入器『H2JI1』の主なスペックは以下の通りです。
水素発生量 | 250ml/分 |
水素発生方式 | 電気分解 |
連続稼働時間 | 24時間 |
吸入方法 | 鼻カニューレ |
騒音レベル | 50dB以下 |
使用できる水 | 精製水 |
水素水の生成 | 可能 |
製品寿命 | 電解槽50,000時間、脱イオンフィルタ6~12ヶ月 |
『H2JI1』は水素発生量が250ml/分となっており、他の1000ml/分などと比べると低めなため、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
ただ、連続稼働や製品寿命の面で高い耐久性や50dB以下の騒音レベルなど静音性を誇っています。
では、以下でいくつか『H2JI1』の特徴をご紹介していきます。
特徴①:高い耐久性
『H2JI1』は24時間の連続稼働が可能な点が、大きな特徴の1つです。
一般的な水素吸入器は短いもので1時間、長いものでも8〜12時間の連続稼働となっています。なので、連続稼働時間の面では群を抜いていると言えます。
また、『H2JI1』は、水素吸入器の核となる電解槽の寿命が長いことも特徴の1つです。
通常、1000〜5000時間での交換が必要になる電解槽ですが、『H2JI1』に採用されているものは50,000時間となっています。
特徴②:慶應大学と共同研究を実施
『H2JI1』は、これまでに慶應大学と提携して共同研究を実施しています。
公式サイトで「血中水素飽和度2.0%が科学的に証明された高品質モデル。」と強調されている部分が、この共同研究の結果です。
これまでに3回ほど共同研究を実施し、論文が発表されているようです。
特徴③:第三者機関の試験を実施
『H2JI1』は、安全性の面にも気が配られており、CEマークやFCCマーク、METマークなど様々な安全性に関する第三者機関の認定を取得しています。
また、水素純度99.95%の測定結果も公開されており、信頼性の面で問題ないと考えられます。
CEマーク: 欧州連合(EU)市場で販売される製品が、EUの安全・健康・環境保護要件に適合していることを示す。
FCCマーク: アメリカ合衆国連邦通信委員会(FCC)の規定に従い、電磁波の干渉が許容範囲内であることを示す。
METマーク: アメリカ国内で販売される製品が、米国電気試験所(MET)による安全性試験に合格したことを示す。
水素吸入器『H2JI1』のメンテナンス
『H2JI1』のメンテナンスは、主にタンク内フラッシングとイオン交換膜の交換となっています。
これらのメンテナンスは6~12ヶ月に1度となっており、管理の手間も低そうですね。
一般的な水素吸入器にある、精製水の入れ替え交換なども必要なさそうなので、その点も良いです。
水素吸入器『H2JI1』のレンタルはある?
『H2JI1』のレンタルについては、実施していないようです。
ただ、デモ機運用というものが10日間程度あるみたいなので、興味のある方は料金等問い合わせてみてください。
水素吸入器『H2JI1』の評価
上記の評価は別記事『失敗しない水素吸入器の選び方』で解説しているポイントを基準に判断しています。
※情報が公開されておらず不明な点は評価を「-」とし暫定として星評価2.0を適用しています。
ドクターズマンの水素吸入機『H2JI1』の総合評価としては、★★★★☆の星4.04です。
それぞれの評価項目について少し解説していきます。
H2JI1の性能評価
項目 | 実績値 | 評価 |
水素発生量 | 250ml/分 | |
水素のみ吸入 | 可能 | |
連続運転時間 | 24時間 | |
タイマー設定 | なし | |
騒音レベル | 50dB | |
水素水生成機能 | あり | |
水素量調節機能 | なし |
『H2JI1』の性能は★4.1と高いです。
なんといっても連続24時間365日稼働ができる唯一の水素吸入器で、超長時間運転に対応しています。また、騒音レベルの50dB以下と静かなため、運転時も騒音を気にする必要はなさそうです。
一方で、水素発生量が250ml/分となっており人によっては物足りなさを感じる可能性があること、タイマーの設定もないことなどが少しマイナスの要素となっています。
H2JI1のコスト評価
項目 | 実績値 | 評価 |
製品価格 | 2,200,000円(税別) | |
メンテナンス費用※1 | 22,299円(税別) | |
ランニングコスト※2 | 352円/月 | |
最大消費電力 | 140W | |
使用する水 | 市販の精製水 | |
レンタル価格 | なし |
※2 毎日2時間使用した場合のシミュレーションに基づく1ヶ月にかかるコスト(精製水と電気代)
『H2JI1』のコストは★2.7と少し低めです。
その主な理由は、製品価格が水素発生量に対してかなり高いこと(相場では500,000円前後)、メンテナンス費用もそこそこするためです。
定期メンテナンスは1年に1回税込16,500円のイオン膜の交換が発生し、電解槽については長寿命ではありますが、1回40〜50万円とのことです。これを1日2時間使用で年換算すると22,000円強となります。
一方、毎日2時間使用したシミュレーションでのランニングコスト(電気代と精製水代)については、毎月350円ほどとかなり安いです。
H2JI1の保守性評価
項目 | 実績値 | 評価 |
寸法/重量 | 幅23x奥行37x高さ48cm/13kg | |
マシンの操作性 | 普通 | |
動かしやすさ | 10kg以上の重さでキャスターなしのため少し動かしづらさがある | |
イオンフィルター の交換頻度 | 半年〜1年に1回 | |
電解槽の交換頻度 | 50,000時間 | |
筐体の材質 | 樹脂 | |
日々のメンテナンス | 6~12ヶ月ごとにタンク内フラッシングとイオン交換膜の交換 |
『H2JI1』の保守性は★4.1と高くなっています。
耐久性に関してはダントツに良く、電解槽は50,000時間ごとの交換となっています。毎日2時間の使用した場合、68年半ほど使える計算になります笑。
本体のサイズに関しては、水素発生量に対してそこまでコンパクトではないことや重量が少し重めなことが少しネックな部分となります。また、それに伴う動かしづらさなども評価が伸び悩む原因のひとつとなっています。
同様の水素発生量であるアクアリエッタAQY300(水素発生量300ml/分)だと、幅120mm×奥行150mm×高さ195mmとなっています。
日々のメンテナンスに関してはほとんど必要なく、半年〜1年に1回部品交換等を行うだけなので、管理の手間はかなり少ないと言えそうです。
H2JI1の安全性評価
項目 | 実績値 | 評価 |
水素純度 | 99.999% (試験結果公表済みは99.95%) | |
電極の材質 | チタン | |
オゾンの発生 | なし | |
安全機能 | 水位、水質、電圧・電流異常等による自動停止 | |
防爆システム | 特にないが、製品内部の水素漏れ確認機能は搭載 | |
第三者機関の認証 | CE、FCC、MET、PSE認証 |
『H2JI1』の安全性の面は★4.7とピカイチです。
水素吸入器を使う上で懸念される点をすべてクリアしており、文句の付け所が無いと言えるでしょう。
特に良いのは、CEやFCCなど様々な第三者機関による安全性に関する認証を取得している点です。メーカーや販売社が「この機器は安全です!」ということは簡単ですが、こういった第三者による認証があるとかなり信憑性が増して安心できます。
余談になりますが、法整備の整っていない水素吸入業界において、「水素吸入器を人体に使用できるとしている基準」を問い合わせたところ、しっかりとした回答をいただけました。
大した返答がないメーカーも多い中、ドクターズマンさんはさすがだなと思い、より信頼をおけるメーカー様だと改めて感じました。
基準としては、水素純度に重きを置かれ、想定しない不純物が混じる可能性を極限まで下げていることで安全性の担保に努めているようです。
H2JI1の信頼性評価
項目 | 実績値 | 評価 |
生産国 | 日本 | |
保証期間 | 1年 | |
情報開示度 | サイト上は基本的な内容が入手可能。 問い合わせれば細かな情報を提供してもらえる。 | |
導入機関や導入歴 | 様々な医療機関への導入や臨床試験で用いられた実績あり | |
アフターサービス・ サポート体制 | 問い合わせに対して真摯に対応してもらえ、購入後も丁寧なサポートが予測される | |
返金保証 | あり (8日間のクーリングオフ) | |
購入前の体験 | 10日間の無料お試しあり | |
マニュアルの充実度 | 不明 | |
口コミ | 不明 |
『H2JI1』の信頼性の面も★4.3とかなり高いです。
医療機関への導入や慶応大学との共同研究などの用いられるなど、実績は十分でしょう。また、当サイトからの問い合わせにも丁寧にご対応いただけ、購入前後での丁寧なサポートは期待して問題ないでしょう。
また、購入を検討している方に対して10日間のお試し利用ができるようになっており、使ってから購入したい方には嬉しいポイントです。特に製品価格が高いので、この点は助かるかと思います。返金についても一般的なクーリングオフに対応とのことなので、やっぱりいらないとなったときも安心して返却できます。
一方で残念に感じたポイントとしては、保証期間が1年と短いことが挙げられます。高価な分もっと長くても良いのになと感じるのが正直なところです。
水素吸入器『H2JI1』がおすすめな人
『H2JI1』は以下のような方にはおすすめできるかと思います。
『H2JI1』は、耐久性や安全性の面でかなり優れており、商用利用時にもかなり長く利用できるため、サロンやクリニックを運営されている方にはおすすめできそうです。
また、研究に使用された実績もあり、そういった点にこだわる方にもおすすめです。
ただし、非常に高額なため、価格よりも上記のような点を重視される方が対象となりそうです。
水素吸入器『H2JI1』:まとめ
今回は、ドクターズマンの水素吸入機『H2JI1』の特徴やスペック、評価についてお伝えしました。
研究に使われた実績や長い電解槽の寿命など、他の水素吸入器にはあまりない特徴があります。
1番のネックは金額の面なので、それをクリアできる方であれば、かなりおすすめできる製品と言えるでしょう。