当サイト「すいかつねっと」が行っている製品評価の5大要素の1つである信頼性。
全部で9つの評価項目があり、その中の1項目「生産国」を評価する理由や評価基準について解説します。
《この記事の執筆者》

当サイト「すいかつねっと」の運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
「生産国」を評価する理由
生産国情報は、製品の品質と信頼性を推し量る上で、依然として重要な手がかりとなります。
これは単なるイメージや先入観ではありません。国ごとに異なる製造環境の基準、品質管理に対する文化、そして法的な規制といった、客観的な背景が存在するためです。
一部で「水素吸入については、中国の方が進んでいる」といった声も聞きます。中国の研究者らによる研究報告が多いことは確かにそうですが、水素吸入器の製造技術が進んでいるとは限りません。
また、技術が進んでいることと、信頼性・品質の高さなどは別問題です。
これは、複数の中国の水素吸入器メーカーと直接やりとり(仕様確認やサンプル購入など)した経験から言えることですが、信頼に欠ける低品質な機器を製造・販売しているところも多いです。
だからこそ、メーカーがコストと時間をかけて「どこで製造しているか」という情報を誠実に開示し、その品質に責任を持つ姿勢が、信頼性を見極める上で極めて重要な判断材料となるのです。
「日本製」の評価について
当サイトでは、日本製と謳いながら実質は海外製である製品の問題点についても警鐘を鳴らしています。
しかし、その中でも誠実に国内での高い品質管理体制のもと製造を行っている企業も存在します。そうした企業努力を正当に評価するためにも、私たちはこの「生産国」という評価項目を設けています。
「生産国」の評価方針
評価方針は、公表されている生産国が持つ、製造品質管理の一般的な信頼性を基準とします。
品質管理と国内でのサポート面で最も安心感が高い「日本製」を最高評価とし、それに次いで「台湾・韓国製」、「中国製」と段階的に評価します。
生産国を公開していない製品は、品質に関する重要な情報を意図的に隠している可能性も否定できず、信頼性が著しく低いと判断し、最低評価とします。
「生産国」の評価基準と計算式
上記の方針に基づき、公表されている生産国に応じて、以下の基準でスコアを設定しています。
生産国 | 評価 | 正規化スコア |
---|---|---|
日本 | 1.0 | |
台湾・韓国など | 0.75 | |
中国など | 0.5 | |
不明・非公開 | 0.0 |
「日本製」は、その極めて高い品質管理への期待と、国内での迅速なサポート体制から最高評価としています。台湾や韓国も、世界有数の電子機器生産国であり、その品質は高いレベルにあると評価しています。
中国製は、工場による品質のばらつきが大きいのが現状であり、その不確実性というリスクを考慮した評価としています。生産国を明記していない製品は、信頼性の欠如を示すものと考え、最低評価となります。
「生産国」の評価計算式
この項目は計算式で算出するものではなく、メーカーが公表している生産国に応じて、上記のテーブルのスコアを直接割り当てるルールです。
「生産国」の評価及び信頼性全体での評価は、以下のリンクで自動で算出していただけます。
>> 水素吸入器の信頼性評価を算出するシート