当サイト「すいかつねっと」が行っている製品評価の5大要素の1つである安全性。
全部で5つの評価項目があり、その中の1項目「オゾンの発生有無」を評価する理由や評価基準について解説します。
《この記事の執筆者》

当サイト「すいかつねっと」の運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
「オゾンの発生有無」を評価する理由
オゾン(O₃)は、人体に有害な反応性の高いガスであり、吸入すると肺や気管支などの呼吸器系にダメージを与える可能性があります。そのため、各国の労働安全衛生法などでも、その濃度に厳しい基準値が設けられています。
水素吸入器は、水を電気分解するという仕組み上、その方式によってはごく微量のオゾンが副産物として発生するリスクがゼロではありません。
したがって、吸入するガスに有害なオゾンが含まれていないことを確認するのは、安全な製品を選ぶ上での絶対条件です。当サイトでは、この極めて重要な点について、厳しく評価を行っています。
水素吸入器からオゾンが発生する原理などについては以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひご参考ください。
>> 水素吸入器のオゾンは大丈夫?発生原因と安全な製品の選び方
「オゾンの発生有無」の評価方針
評価方針は、「オゾンが発生しない、または検出されないこと」を証明する、客観的な証拠の信頼性を基準とします。
メーカーによる「オゾンは発生しません」という主張だけでは不十分です。その主張が真実であることを、利害関係のない「第三者機関」が分析・証明していることを最も高く評価します。
オゾンの発生リスクについて一切言及していない製品は、安全に対する意識が低いと判断し、最低評価としています。
「オゾンの発生有無」の評価基準と計算式
上記の方針に基づき、メーカーの情報開示レベルに応じて、以下の基準でスコアを設定します。
条件 | 評価 | 正規化スコア |
---|---|---|
第三者機関による「オゾン不検出」の証明あり | 1.0 | |
メーカーが「オゾン不検出」を公表(証明なし) | 0.5 | |
オゾンに関する情報がない | 0.0 |
繰り返しになりますが、最も高い評価は、第三者機関によるオゾン不検出(または安全基準を大幅に下回る濃度)の証明があることです。客観的な証拠により、安全性が最高レベルで担保されていると言えます。
メーカーや販売者が「オゾン不検出」や「オゾン発生なし」としている場合でも、証明書がない場合は評価を半減させます。客観的証拠がなく、信頼性に欠けるためです。
オゾンに関する情報がない場合は、安全性に関わる重要なリスク情報が不明なため、最低評価とします。
「オゾンの発生有無」の評価計算式
この項目は計算式で算出するものではなく、各製品の情報開示レベルに応じて、上記のテーブルのスコアを直接割り当てるルールです。
「オゾンの発生有無」の評価及び安全性全体での評価は、以下のリンクで自動で算出していただけます。
>> 水素吸入器の安全性評価を算出するシート