当サイト「すいかつねっと」が行っている製品評価の5大要素の1つである保守性。
全部で6つの評価項目があり、その中の1項目「操作性」を評価する理由や評価基準について解説します。
《この記事の執筆者》

当サイト「すいかつねっと」の運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
「操作性」を評価する理由
どれだけ性能が高い水素吸入器でも、操作が複雑で分かりにくかったり、日々の使い勝手が悪かったりすると、使うこと自体がストレスになってしまいます。
「操作性」は、製品が持つ潜在的な性能(スペック)と、ユーザーが実際に得られる体験とを結びつける、非常に重要な「橋渡し役」です。
当サイトでは、その製品が日々の生活の中で「ストレスなく快適に使えるか」を判断するために、この操作性を評価しています。
「操作性」の評価方針
「操作性」は、使う人の感覚に左右される主観的な側面も大きいですが、当サイトではその「使いやすさ」を構成する具体的な要素に分解し、できる限り客観的に評価することを目指します。
評価は、まず3つの「コア操作性」項目を100点満点で採点します。その後、4つ目の「付加機能・調整」項目で、そのスコアにボーナス点を加えたり、マイナス点を引いたりして、最終的な総合スコアを算出する方式を採用します。
「操作性」の評価基準と計算式
まず、以下の3項目の点数を合計して、基本的な操作性のスコアを算出します。
1. 表示と視認性(40点満点)
機器の状態がどれだけ分かりやすくユーザーに伝わるかを、ディスプレイの種類で評価します。
ディスプレイの種類 | 点数 |
---|---|
カラー液晶タッチパネル | 40点 |
カラー液晶 (ボタン操作) | 35点 |
モノクロ液晶 | 30点 |
7セグLED (数字のみ) | 25点 |
インジケーターランプのみ (ボタンのみ) | 20点 |
カラー液晶タッチパネルは非常に見やすく、スマホなどのように直感的に操作が可能で、最高評価となります。
一方、画面がなく現在の状況が一目で分かりづらいボタンのみの場合などは「インジケーターランプのみ」と同様に低い評価となります。
2. 設定の簡易性(40点満点)
目的の操作を、どれだけ少ない手順で完了できるかを評価します。代表的な操作として「電源ONからタイマーを60分に設定して吸入を開始するまで」のボタン操作回数を計測します。
ボタン操作回数 | 点数 |
---|---|
3回以下 | 40点 |
4〜8回 | 30点 |
9回以上 | 20点 |
ステップ数が少ないほど「直感的で簡単」と判断し、高く評価します。
(※60分未満のタイマーしかない機器は、その機器の最大連続稼働時間での操作を対象とします)
3. 水の補充のしやすさ(20点満点)
日々の給水がどれだけストレスなく行えるかを、以下の基準で評価します。
補充方法 | 点数 |
---|---|
自動で補充 またはタンクの取り外し可能 | 20点 |
給水口へ直接入れる | 10点 |
ポンプなどを使って入れる | 5点 |
多くの機器が「給水口へ直接入れる」に該当します。
4. 付加機能・調整スコア(±15点満点で調整)
上記のコア操作性スコアに対し、この項目で最終調整を行います。基本操作をさらに快適にする付加機能には点を加算し、逆に、他の項目では評価しきれないユニークな欠点がある場合は点を減算します。
例えば、スマホアプリ連携(+10点)や音声ガイド機能(+5点)などが加点の対象です。この項目では、個々の機器が持つ長所や短所を、±15点の範囲で当サイトが定性的に評価・調整します。
「操作性」の評価計算式
「操作性」の評価は以下で算出します。
操作性スコア = (コア操作性スコア) + (付加機能・調整スコア)
このスコアを100で割り、0.0〜1.0の正規化スコアに変換します。(スコアの上限は1.0、下限は0.0とします)
「操作性」の評価及び性能全体での評価は、以下のリンクで自動で算出していただけます。
>> 水素吸入器の保守性評価を算出するシート