本記事では、ヘリックスジャパンの水素吸入器『ハイセルベーターHX90』の製品情報から特徴やスペックについて解説していきます。
また、当サイト基準での製品評価も行なっておりますので、『ハイセルベーターHX90』にご興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
《この記事の執筆者》

当サイト「すいかつねっと」の運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
『ハイセルベーターHX90』の製品情報

水素吸入器『ハイセルベーターHX90』の製品仕様の詳細は以下の通りです。
商品名 | ハイセルベーターHX90 |
本体寸法 | 幅350×奥行340×高さ630mm |
本体重量 | 36kg |
色 | ホワイト |
電圧・周波数 | 100V |
消費電力 | 450W |
付属品 | 湿潤カップ、専用水、カニューラ、延長チューブ、集水ケース、水滴排出ポンプ、アース付きプラグ、延長用電源コード、専用水排出スポイト、キャップレンチ、キャップフレンチ、マグネットフック、取扱説明書 |
定価 | 2,189,000円(税込) |
メーカー保証 | 3年間 |
生産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社ヘリックスジャパン |
『ハイセルベーターHX90』は、ヘリックスジャパンが手掛ける水素吸入器「ハイセルベーター」シリーズの1つです。
シリーズ内では、価格やスペックともにミドルレンジに位置している機器です。
『ハイセルベーターHX90』の特徴・スペック
水素吸入器『ハイセルベーターHX90』の主なスペックは以下の通りです。
水素発生量 | 1,000ml±10%/分 |
水素発生方式 | 電気分解方式 |
連続稼働時間 | 9〜11時間 (60分稼働と2分冷却を繰り返し) |
吸入方法 | 鼻カニューラ |
騒音レベル | 公式測定値なし |
使用できる水 | 専用の高純度精製水 |
水素水の生成 | 不可 |
製品の寿命 | 1,000時間 |
では、以下でいくつか『ハイセルベーターHX90』の特徴をご紹介していきます。
特徴①:高い水素発生量
『ハイセルベーターHX90』は、毎分1,000mlの水素ガスを安定して発生させる高性能機器です。
この出力により短時間でも効率的な水素吸入が可能で、忙しい日常でも本格的な水素ライフを実現できます。
水素濃度68.0〜68.1%という安定した品質も確認されており、医療機関レベルの水素吸入環境を自宅で構築できます。
特徴②:長時間の連続稼働
『ハイセルベーターHX90』は、最大9〜11時間の連続稼働により、睡眠中を含めた長時間の水素吸入が可能です
60分稼働+2分冷却のサイクルで機器への負荷を抑えながら、一晩中安定した水素供給を実現。
日中の時間が限られている方でも、睡眠時間を有効活用して十分な水素吸入時間を確保できます。
特徴③:手厚いメンテナンス・サポート体制
自社メンテナンスセンターを構えており、専門部門が定期的な整備や機器の修理に対応しています。
また、サポート体制を充実させており、電話で質問や相談に応えてくれる点は安心でしょう。
さらに、機器の保証期間も3年間と一般的な1年間と比較してかなり長いことも安心材料となります。
『ハイセルベーターHX90』のメンテナンスは?
『ハイセルベーターHX90』のメンテナンスには、日常の手入れとメーカーによる定期的なメンテナンスの2種類があります。
日常のお手入れ
『ハイセルベーターHX90』の日常のお手入れは、基本的には湿潤ボトルの水を1日1回交換することが必要になります。
そのほか延長チューブとカニューラなどの乾燥や衛生管理は、一般的な水素吸入器と同様なので、適宜対応します。
本体は、汚れが気になったときに拭き取るだけで大丈夫ですが、定期的に排気口などのホコリをチェックし、取り除くことが推奨されます。
メーカーによる定期メンテナンス
「ハイセルベーターHX90」には、1000時間の使用または1年に一度、メーカーによるメンテナンスが必要です。メンテナンス費用は一回あたり42,900円(税込)です。
使用時間が800時間になると、製品本体のランプが点灯してメンテナンスを知らせてくれます。
『ハイセルベーターHX90』のレンタルはある?
『ハイセルベーターHX90』は、レンタルが実施されています。
契約期間ごとの月額費用と期間の合計費用は、以下の通りです。
契約期間 | 月額レンタル費用 | 期間合計費用 |
---|---|---|
3ヶ月 | 70,730円 | 212,190円 |
6ヶ月 | 63,030円 | 378,180円 |
12ヶ月 | 56,430円 | 677,160円 |
例えば、3ヶ月契約の場合、月額レンタル費用は70,730円で、3ヶ月の合計費用が212,190円となります。
契約期間が長くなるにつれて、月額レンタル費用が安くなります。12ヶ月をベースにすると、だいたい3年ちょっとで製品価格と同じ総費用となります(677,160円×3年=203万円)。
購入前に短期的に試してみたい場合も、3ヶ月のレンタルで試せるので、その点は安心できるでしょう。
『ハイセルベーターHX90』の評価

上記の評価は別記事『失敗しない水素吸入器の選び方』で解説しているポイントを基準に判断しています。
※情報が公開されておらず不明な点は評価を「-」とし暫定として最低評価を適用しています。
『ハイセルベーターHX90』の総合評価は、
の星3.94です。全体として、初期投資やメンテナンス費用といったコスト面でのハードルはあるものの、極めて高い安全性・信頼性と高性能を兼ね備えた、商用利用や本格的な水素吸入を求める方に最適な水素吸入器と言えそうです。
以下で、それぞれの評価項目について解説していきます。
ハイセルベーターHX90の性能評価:⭐️ 4.1
項目 | 内容と評価 |
水素発生量 | 1,000ml/分 |
連続運転時間 | (60分ごとに2分の冷却時間あり) | 9〜11時間
タイマー設定 | 60分/連続稼働 |
騒音レベル | 公式測定値なし |
吸入方法の選択肢 | 水素・酸素混合ガスを排出 |
水素水生成機能 | 不可 |
水素量調節機能 | なし |
『ハイセルベーターHX90』の性能評価は星4.1となりました。
最も評価できるポイントは、毎分1,000mlという高い水素発生量と、9〜11時間という優れた連続運転能力です。60分ごとに2分間の冷却時間が必要ですが、実用上はほぼ問題なく長時間使用できる設計となっています。
一方で、騒音レベルについては、公式な測定値が公表されていないものの、メーカーやユーザーからはある程度の動作音があるとのことです。特に就寝中の使用を検討している方は、事前に実機での音の確認をおすすめします。
タイマー機能については60分と連続稼働の2つのみとシンプルな構成で、水素量の調節機能や水素水生成機能は搭載されていません。本格的な水素吸入に集中したシンプルな設計とも言えるでしょう。
ハイセルベーターHX90のコスト評価:⭐️ 2.5
項目 | 内容と評価 |
製品価格 | 1,990,000円(税別) |
メンテナンス費用※1 | 39,000円(税別)/年 |
ランニングコスト※2 | 1,497円/月 |
消費電力 | 450W |
使用する水 | (1Lあたり275〜600円) | 専用水
レンタル価格 | 月額5.6〜7万円前後 |
『ハイセルベーターHX90』のコスト評価は、星2.4となりました。
コスト面での一番の懸念は、製品価格の高さです。同程度の水素発生量を持つ機器と比較しても高価格帯に位置しており、初期投資の負担は大きいと言えます。加えて、年間メンテナンス費用も39,000円と高めで、継続的にかかることも負担要因となっています。
一方、月々のランニングコストは1,497円と、専用水を使用する高スペック機器としては比較的抑えられています。消費電力は450Wと、高スペック機器としては妥当な範囲と言えるでしょう。専用水は1Lあたり275〜600円と幅がありますが、使用量を考慮すると月間コストへの影響は限定的です。
レンタルは製品価格の2.5〜3%前後という良心的な設定となっており、高額な初期投資を避けたい方には魅力的な選択肢となります。購入かレンタルかの判断は、使用期間や予算に応じて慎重に検討することをおすすめします。
ハイセルベーターHX90の保守性評価:⭐️ 3.4
項目 | 内容と評価 |
サイズ/重量 | 幅35x奥行34x高さ63cm/35kg |
動かしやすさ | 重量はあるが、キャスター付で問題なし |
マシンの操作性 | ワンタッチで水素吸入開始 |
イオンフィルター の交換頻度 | 1,000時間または1年に1回 |
電解槽の交換頻度 | 1,000時間または1年に1回 |
日々のメンテナンス | 使用するごとに湿潤ボトルの水交換 |
『ハイセルベーターHX90』の保守性評価は、星3.3となりました。
保守面での評価を下げている主な要因は、サイズと重量の大きさです。幅35×奥行34×高さ63cm、重量35kgと同スペック機器と比較して大きめで、設置には相応のスペースが必要になります。また、電解槽の交換頻度が1,000時間または1年に1回と短く、メンテナンス負担が大きいことも評価に影響しています。ただし、安全性の担保や性能維持の観点からは一定の評価ができます。
一方で、優れている点も多数あります。35kgという重量があるものの、キャスターが付いているため部屋間の移動は問題なく行えます。操作性も非常に優秀で、ワンタッチで60分(または連続稼働)の水素吸入を開始でき、残り時間なども表示されるため状態把握も容易です。
日々のメンテナンスは、使用ごとに湿潤ボトルの水を交換するだけと非常にシンプルです。一般的なタンク内の水交換も不要なため、その分の手間を省けるのも嬉しいポイントと言えるでしょう。
ハイセルベーターHX90の安全性評価:⭐️ 4.8
項目 | 内容と評価 |
電極の材質 | ステンレスSUS-316 |
水素純度/濃度 | (分析結果公開) | 水素濃度68.0〜68.1%
オゾンの発生 | (分析結果あり) | 発生しない
安全機能 | 様々なセンサーを搭載 |
第三者機関の認証 | ISO13485を取得 | PSE認証取得
『ハイセルベーターHX90』の安全性評価は星4.8となりました。
電極には医療機器にも使用される高品質なステンレスSUS-316を採用しており、金属の溶解リスクも極めて低く抑えられています。1年に1回の定期的なメンテナンス頻度も考慮すると、長期使用においても安全性が保たれる設計となっています。
水素濃度とオゾン発生に関する分析結果もあり、安心です。水素濃度は68.0〜68.1%で安定しており、5分、30分、55分の3つのポイントでの測定結果が公開されているため、1時間の連続稼働中も安定した性能が確認できます。
安全機能についても充実しており、転倒時自動停止、過熱防止機能、過熱時の自動停止、水位センサー、過電流・過電圧保護などの各種センサーが搭載されています。これらの機能により、万が一のトラブル時にも自動的に安全な状態へ移行する仕組みが整っています。
なお、第三者機関による認証も取得済みで、PSE認証により電気的な安全性が、ISO13485により製造における品質管理体制が確認されています。これらの認証は安全性への取り組みを客観的に証明するものと言えるでしょう。
ハイセルベーターHX90の信頼性評価:⭐️ 4.9
項目 | 内容と評価 |
生産国 | 日本 |
保証期間 | 3年間 |
情報開示度 | サイトで基本情報、問い合わせで詳細対応 |
導入機関や導入歴 | 多数の医療機関での導入実績あり |
アフターサービス・ サポート体制 | 訪問設置サービスあり | 電話・メールで8:30〜17:30対応
返金保証 | なし |
購入前の体験 | 本社体験ルーム・導入店舗、短期レンタル対応 |
マニュアルの充実度 | マニュアルWeb公開 |
口コミ | 利用者から好評価 |
『ハイセルベーターHX90』の信頼性評価は、星4.9となりました。
この大きな要因は、安心の日本製であること、3年間という長期保証、そして多数の医療機関での豊富な導入実績にあります。特に医療機関での採用実績は、製品の安全性と効果に対する専門機関からの信頼を示す重要な指標と言えるでしょう。唯一のマイナス要因は返金保証がないことですが、他の充実したサポート体制がこれを補っています。
アフターサービス体制も非常に充実しており、基本的な電話・メール対応に加えて訪問設置サービスも提供されています。販売員が設置や操作説明を行ってくれるため、機械操作が苦手な高齢者でも安心して導入できる配慮がされています。サポート時間は8:30〜17:30と一般的な営業時間内ですが、対応の質については利用者からも真摯で丁寧との高い評価を得ています。
購入前の検討環境も整っており、九段下本社での無料体験、全国各地の導入施設での有償体験、さらに3ヶ月間の短期レンタルによる本格的なお試しも可能です。これにより、高額な投資を行う前にじっくりと製品を検証できる体制が整っています。
なお、マニュアルはWeb上で公開されており、いつでもアクセスできる利便性があります。情報開示についても、基本情報はサイトで確認でき、詳細については問い合わせで丁寧に対応してもらえるため、購入検討者にとって必要十分な情報提供体制が構築されています。
『ハイセルベーターHX90』がおすすめな人
『ハイセルベーターHX90』は以下のような方にはおすすめできるかと思います。
『ハイセルベーターHX90』は、特に商用利用を検討している方に最適です。多数の医療機関での導入実績が示すように、プロの現場で求められる安全性と高性能を備えています。
199万円の初期投資は高額ですが、毎分1,000mlの高出力と長時間運転で本格的な水素吸入環境を提供。体験施設や短期レンタルで事前確認もでき、じっくり検討したい方にも安心です。
まとめ:『ハイセルベーターHX90』の特徴と評価
今回は、ヘリックスジャパンの水素吸入器『ハイセルベーターHX90』の特徴やスペック、当サイト基準での評価をお伝えしました。
ハイセルベーターシリーズのミドルモデルに位置し、商用利用も十分できるスペックと信頼性を備える水素吸入器です。
気になる方は、一度お近くの導入クリニックやサロンで試してみてはいかでしょうか?