本記事では、メイクメディカルの水素吸入器『H2メディカルパワー MEGA600(以下、MEGA600)』の製品情報から特徴やスペックについて解説していきます。
また、当サイト基準での製品評価も行なっておりますので、『MEGA600』にご興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
なお、ユーザからの口コミからわかったメイクメディカル社のデメリット・メリットについては、以下の記事で解説していますので、あわせてご参考ください。
>> メイクメディカルは買って大丈夫?口コミで判明したメリット・デメリット
《この記事の執筆者》

当サイト「すいかつねっと」の運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
本記事は2025年9月7日時点の情報をもとに作成しています。仕様変更等の最新情報が反映されていない場合がありますので、最新の内容は公式サイト等で必ずご確認ください。情報の誤りについては、お手数ですが「お問い合わせ」よりご連絡ください。
『MEGA600』の製品情報

水素吸入器『MEGA600』の製品仕様の詳細は以下の通りです。
商品名 | H2メディカルパワーⓇMEGA600 |
本体寸法 | 幅220 × 奥行320 × 高さ340(mm) |
本体重量 | 9kg |
電圧・周波数 | 100V 50/60Hz |
消費電力 | 320W |
定価 | 298,000円(税込) |
メーカー保証 | 1年間 |
生産国 | 日本 |
販売会社 | MAKE MEDICAL株式会社 |
『MEGA600』は、MAKE MEDICAL株式会社が手掛ける水素吸入器「H2メディカルパワー」シリーズの1つです。
シリーズ内で、価格が一番安く、性能面(水素発生量)も一番低いエントリーモデルとなっています。
『MEGA600』の特徴・スペック
水素吸入器『MEGA600』の主なスペックは以下の通りです。
水素発生量 | 600ml/分 |
水素発生方式 | PEM式電気分解 |
連続稼働時間 | 5時間 |
吸入方法 | 鼻カニューレ |
騒音レベル | 45dB (測定環境不明) |
使用できる水 | 指定の精製水 (サンエイ化学の高純度精製水) |
水素水の生成 | 可能 (別売りの水素水ヘッド:3,000円が必要) |
製品の寿命 | 電解槽:5,000時間の使用で交換 そのほか部品:1年ごとに交換 |
では、以下でいくつか『MEGA600』の特徴をご紹介していきます。
特徴①:本格的な水素発生量
『MEGA600』は、毎分600mlの水素を発生させ、最大で5時間の連続稼働ができます。
そのため、自宅でも本格的な水素吸入を行える性能といえます。
特徴②:同スペック機器よりもかなり安価
『MEGA600』は、水素発生量600ml/分クラスとしては導入価格が低く、初期費用を抑えて本格吸入を始めやすいのが特徴。
例えば、同じ水素発生量の水素吸入器「DH-Pro」は税込110万円するため、その1/3程度で導入ができるのは、初期コストを抑えたい方にとって魅力でしょう。
『MEGA600』のメンテナンスは?
『MEGA600』のお手入れは、タンク内の水を交換することと、水素ガスに含まれる水分を取り除くための外付けボトルの水の入れ替えおよび洗浄が必要です。
タンクの水は100時間の使用を目安に全て入れ替える必要があり、1回あたり約6リットルを交換します。
定期メンテナンスについては、電解槽やその他の部品についてメーカー対応となっています。
水素を生成する電解槽は約5,000時間の稼働ごとに交換が推奨されており、交換には税込80,000円に加え送料がかかります。また、その他の部品は年1回の交換が必要で、料金は税込8,000円(送料込み)です。
『MEGA600』のレンタルはある?
『MEGA600』のレンタルは実施されており、費用は以下の通りです。
項目 | 費用(税込) |
---|---|
月額費用 | 16,000円 |
お預かり金 | 30,000円 |
例えば、1ヶ月レンタルを行う場合は、お預かり金の30,000円と16,000円の合計46,000円を初期費用として支払う必要があります。
『MEGA600』の評価

上記の評価は別記事『失敗しない水素吸入器の選び方』で解説しているポイントを基準に判断しています。
※情報が公開されておらず不明な点は評価を「-」とし暫定として最低評価を適用しています。
『MEGA600』の総合評価としては、星3.74です。

水素発生量が高く、導入コストが安いのが魅力です。ただし、長期的なコストや長時間使用によるコスト増は注意が必要と言えます。
以下で、それぞれの評価項目について解説していきます。
MEGA600の性能評価:⭐️ 3.7
項目 | 内容と評価 |
水素発生量 | 600ml/分 |
連続運転時間 | 5時間 |
タイマー設定 | 30分/1/2/3/4/5時間 |
騒音レベル | (測定条件不明) | 45dB
吸入方法の選択肢 | 水素と酸素が別で排出 |
水素水生成機能 | 別売りの水素水ヘッドを使用し可能 |
水素量調節機能 | 不可 |
『MEGA600』の性能評価は、星3.7となりました。
水素の発生量は毎分600mlと高出力で、最大5時間の連続運転も可能です。これらの特長から、本格的な水素吸入をしっかりと行える性能を備えていると言えるでしょう。
また、水素と酸素が分離して排出される設計のため、水素のみ、あるいは水素と酸素の混合ガスのいずれも吸入できます。水素水を作りたい場合は、別売りの水素水ヘッド(税込3,000円)を購入することで対応可能です。
騒音については、公式サイトで45dBとの記載がありますが、具体的な測定条件は明記されていません。一部の口コミでは動作音が大きいとの意見も見受けられるため、特に静かな場所で使用したい場合は事前の確認をおすすめします。
なお、水素発生量の調整機能は搭載されていません。
MEGA600のコスト評価:⭐️ 4.1
項目 | 内容と評価 |
製品価格 | 298,000円(税込) |
メンテナンス費用※1 | 19,680円(税込)/年 |
ランニングコスト※2 | 801円/月 |
消費電力 | 320W |
使用する水 | 指定の精製水 |
レンタル価格 | 月額16,000円 |
『MEGA600』のコスト評価は、星4.0となりました。
製品価格は同等の水素発生量の他社製品と比べて非常に安く設定されています。これは、メイクメディカル社の機器の最大の特徴とも言える点であり、初期費用はかなり抑えて導入することができます。他社製品だと安くても50万円で、100万前後が相場です。
また、日々のランニングコストは毎日2時間の使用で月々801円ほどと良好な水準です。ただし、これは最安値の精製水(20Lの箱)での価格であり、選ぶ精製水によって増加します。さらに、100時間の使用ごとにタンクの水を全て入れ替える必要があり、1回6Lほどの水を消費するため、その分の水代が増えるため、あくまで目安となります。
定期メンテナンス費用は毎日2時間の使用で年換算すると20,000円弱かかり、標準的なレベルです。この費用は、毎日の使用時間が伸びるにつれて増加するため、毎日5〜8時間など長時間使用する場合はコスト増に注意しましょう。例えば、連続稼働ができる5時間使用した場合は、年間49,200円(税込)かかります。長時間の吸入を予定している方は、この点を事前に確認しておくことをお勧めします。
使用時間に応じたメンテナンス費用やランニングコストの見積もりは、以下で簡単にシミュレーションできますので、ぜひご活用ください。
>> コストシミュレーター【便利ツール】
レンタルについては月額16,000円で、機械の製品価格に対する割合としては5%を超えており、一般的な3%前後と比較すると割高な設定となっています。
MEGA600の保守性評価:⭐️ 3.9
項目 | 内容と評価 |
サイズ/重量 | 幅22×奥行32×高さ34cm/9kg |
動かしやすさ | キャスター付きで問題なし |
マシンの操作性 | 水交換の手間がネック | 時間設定と開始/停止の操作
イオンフィルター の交換頻度 | 1年ごと |
電解槽の交換頻度 | 5,000時間ごと |
日々のメンテナンス | タンクやボトルの水交換・洗浄 |
『MEGA600』の保守性評価は、星3.9となりました。
サイズや重量については同等のスペックの機器と比較して、標準レベルと言えます。本体は9kgとやや重ためですが、キャスターが付いているため移動は問題なくできるでしょう。
操作方法は、時間の設定やスタートがシンプルで扱いやすい一方、タンクの水交換の際には灯油ポンプのような器具を利用する必要があり、その分手間がかかります。実際に、この点については口コミでもネックとする意見が見受けられました。
▼灯油ポンプで水を入れている様子

日常的なメンテナンスは、タンクや外付けボトルの水の交換や洗浄などが定期的に求められますが、タンクの水交換作業が手間であるため、保守性の評価はやや低くなっています。
ただし、部品ごとの交換頻度については十分な水準を保っています。
MEGA600の安全性評価:⭐️ 3.2
項目 | 内容と評価 |
電極の材質 | 純チタン+プラチナコーティング |
水素純度/濃度 | (分析結果なし) | 99.99%以上
オゾンの発生 | (分析結果なし) | 発生しない
安全機能 | 基本のセンサー搭載 |
第三者機関の認証 | PSE認証 |
『MEGA600』の安全性評価は、星3.2となりました。
電極部分には、耐久性と安全性の高いチタンが採用されており、さらにプラチナでコーティングされています。この点から、機器そのものの安全性には一定の信頼が持てます。
ただし、水素純度に関しては「99.99%以上」と記載されているものの、第三者機関による分析データや証明書類は確認できませんでした。同様に、オゾンが発生しないとの説明もありますが、こちらについても証明資料は見当たりませんでした。そのため、純度やオゾン発生に関する信頼性には疑問が残る部分があります。
安全機能としては、温度センサー・水位センサー・水質センサー・圧力センサーといった基本的な安全装備が整っています。また、第三者機関による認証についてはPSEを取得しており、電気的な安全基準は満たしているといえるでしょう。
MEGA600の信頼性評価:⭐️ 3.8
項目 | 内容と評価 |
生産国 | 日本 |
保証期間 | 1年間 |
情報開示度 | (ただし探しづらい) | 基本的な情報はサイトで入手可能
導入機関や導入歴 | サロン等の施設への導入実績あり |
アフターサービス・ サポート体制 | 対応は早いが、品質が問題 |
返金保証 | (諸条件あり) | 1ヶ月保証あり
購入前の体験 | (送料はユーザー負担) | 2週間のお試しあり
マニュアルの充実度 | 紙マニュアルが製品に同梱 |
口コミ | 良い・悪い口コミが半々 |
『MEGA600』の信頼性評価は、星3.8となりました。
評価できるのは、2週間の無料お試しと1ヶ月の返金保証が用意されている点です。返金保証には「無料お試しやレンタルの未利用」などの条件はあるものの、この種の保証があることで購入時の心理的ハードルは下がります。
一方で、アフターサポートやマニュアルに関しては、やや否定的な意見も見受けられます。具体的には、機器の故障・不具合の報告が比較的多いこと、問い合わせに対する回答が的確でないといった品質面への懸念が挙げられています。さらに、マニュアルについては誤字脱字が目立つ、文字量が多く読みづらいなどの指摘もありました。
なお、当サイトに寄せられたメイクメディカル社の水素吸入器に関する口コミは、以下の記事で詳しくまとめています。検討の際にぜひご参照ください。
『MEGA600』がおすすめな人
『MEGA600』は、以下のような方におすすめできます。
『MEGA600』の大きな魅力は、本格スペックの水素吸入器を初期費用を抑えて導入できる点です。とにかく、導入コストを抑えて水素吸入を始めたい方には有力な選択肢の1つと言えるでしょう。
一方で、毎日長時間の連続使用を前提とする場合、メンテナンス費や日々のランニングコストが積み重なるため、導入時はそれらを含めて総合的に判断することが大切です。毎日2時間程度の利用であれば、負担は比較的抑えやすいと考えられます。
また、騒音レベルや機器品質、サポート体制といった面で気になる点がある場合も想定されるため、レンタルやお試し期間を活用し、ご自身の使用環境で確かめたうえでトータルに評価できる方におすすめします。
サポートや機器の品質を重視するなら、こちらをチェック
サポートや機器の品質を重視する方には、以下の機器もおすすめです。
『ハイセルベーターPF72』は、実績のあるヘリックスジャパン製の家庭用水素吸入器。サポート体制が充実しており、購入・レンタル時には担当者が機器を届けて説明してくれます。水素発生量は850ml/分と本格的で、MEGA600以上の性能です。サイズは大きめ・重量もありますが、キャスター付きで移動は容易です。
『H2JI1』は、慶應大学との共同研究での使用実績を持つ、ドクターズ・マンの水素吸入器です。購入後のサポートも手厚く、品質も十分。水素発生量は250ml/分で『MEGA600』より低いものの、24時間連続稼働や50,000時間の機器寿命など高い耐久性が特徴です。
そのほか、当サイトの「おすすめ水素吸入器ランキング」もあわせてご参照ください。
『MEGA600』が試せる施設
当サイトで把握している『MEGA600』の導入施設をご紹介します。
お近くにあった場合は、ぜひ試しに行ってみてください。
- 未病ケアクリニック(広島県)
▶︎ 広島県で水素吸入ができるサロン・クリニック
また、メイクメディカル社直営の銀座無料体験ショールームもあるので、そちらでお試しが可能です。
【銀座無料体験ショールームの住所】
〒104-0061 東京都中央区銀座5-14-3 MAKEビル【銀座5丁目ビル】
ただし、2週間のお試しもあるため、上記の施設へ足を運ぶのが難しい方はお試し利用を活用されることをお勧めします。
まとめ:『MEGA600』は低価格の本格的な水素吸入器
『MEGA600』は、高出力・長時間運転に対応しながら価格は同等スペック帯で割安です。一方、純度やオゾン非発生の分析データ不足、サポート/マニュアル品質への指摘、タンク水交換の手間など留意点もあります。
購入を検討されている方は、まずはレンタルや無料お試しで実際の使用感や騒音、サポート体制などを確かめた上で検討されると良いでしょう。また、長時間の使用を予定されている方は、長期的なコストについても見積もっておくと安心です。