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本サイトの運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
本記事では、水素吸入が行えるドクターズマンの水素吸入器『H2JI1』の製品情報から特徴やスペックについて解説していきます。
また、当サイト基準での製品評価も行なっておりますので、ドクターズマン『H2JI1』にご興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
水素吸入器『H2JI1』の製品情報
![ドクターズマンの水素吸入器H2JI1](https://h2info.jp/wp-content/uploads/2024/06/h01.webp)
ドクターズマンの水素吸入器『H2JI1』の製品仕様の詳細は以下の通りです。
商品名 | 水素吸入機H2JI1 |
本体寸法 | W230mm×D370mm×H480mm |
本体重量 | 13 kg |
色 | 白 |
材質 | 正面:プラスチック、背面:金属 |
電圧・周波数 | AC100V 50/60Hz(海外仕様あり) |
消費電力 | 140W |
付属品 | 不明 |
定価 | 2,420,000円(税込) |
メーカー保証 | 1年 |
生産国 | 不明 |
販売会社 | 株式会社ドクターズ・マン |
『H2JI1』は株式会社ドクターズ・マンが製造・販売している水素吸入器で、サイズがコンパクトなことが特徴です。重量も13kgと部屋間の移動ぐらいであれば女性でもできるレベルでしょう。
公式サイトを見ると、慶應大学と提携して臨床試験を行なっているなど実績がかなり強調されています。
一方で、価格が税込240万円超と一般家庭にとっては手が出せない・出しづらい高額となっているため、サロンやクリニックなど商用向けの用途が向いていそうです。
水素吸入機『H2JI1』の読み方は「エイチツー・ジェイアイ・ワン」とそのままで良いみたいです。
水素吸入器『H2JI1』の特徴・スペック
水素吸入器『H2JI1』の主なスペックは以下の通りです。
水素発生量 | 250ml/分 |
水素発生方式 | 電気分解 |
連続稼働時間 | 24時間 |
吸入方法 | 鼻カニューレ |
騒音レベル | 50dB以下 |
使用できる水 | 精製水 |
水素水の生成 | 不可 |
製品寿命 | 電解槽50,000時間、脱イオンフィルタ6~12ヶ月 |
『H2JI1』は水素発生量が250ml/分となっており、他の1000ml/分などと比べると低めなため、物足りなさを感じる人もいるかもしれません。
ただ、連続稼働や製品寿命の面で高い耐久性や50dB以下の騒音レベルなど静音性を誇っています。
では、以下でいくつか『H2JI1』の特徴をご紹介していきます。
特徴①:高い耐久性
『H2JI1』は24時間の連続稼働が可能な点が、大きな特徴の1つです。
一般的な水素吸入器は短いもので1時間、長いものでも8〜12時間の連続稼働となっています。なので、連続稼働時間の面では群を抜いていると言えます。
また、『H2JI1』は、水素吸入器の核となる電解槽の寿命が長いことも特徴の1つです。
通常、1000〜5000時間での交換が必要になる電解槽ですが、『H2JI1』に採用されているものは50,000時間となっています。
特徴②:慶應大学と共同研究を実施
『H2JI1』は、これまでに慶應大学と提携して共同研究を実施しています。
公式サイトで「血中水素飽和度2.0%が科学的に証明された高品質モデル。」と強調されている部分が、この共同研究の結果です。
これまでに3回ほど共同研究を実施し、論文が発表されているようです。
特徴③:第三者機関の試験を実施
『H2JI1』は、安全性の面にも気が配られており、CEマークやFCCマーク、METマークなど様々な安全性に関する第三者機関の認定を取得しています。
CEマーク: 欧州連合(EU)市場で販売される製品が、EUの安全・健康・環境保護要件に適合していることを示す。
FCCマーク: アメリカ合衆国連邦通信委員会(FCC)の規定に従い、電磁波の干渉が許容範囲内であることを示す。
METマーク: アメリカ国内で販売される製品が、米国電気試験所(MET)による安全性試験に合格したことを示す。
水素吸入器『H2JI1』のメンテナンス
『H2JI1』のメンテナンスは、主にタンク内フラッシングとイオン交換膜の交換となっています。
これらのメンテナンスは6~12ヶ月に1度となっており、管理の手間も低そうですね。
一般的な水素吸入器にある、精製水の入れ替え交換なども必要なさそうなので、その点も良いです。
水素吸入器『H2JI1』のレンタルはある?
『H2JI1』のレンタルについては、公式サイトに情報はありませんでした。
ただ、デモ機運用というものが10日間程度あるみたいなので、興味のある方は料金等問い合わせてみてください。
水素吸入器『H2JI1』の評価
![ドクターズマンの水素吸入器『H2JI1』の評価|すいかつねっとの吸入機レビュー](https://h2info.jp/wp-content/uploads/2024/06/h2ji1.webp)
上記の評価は別記事『失敗しない水素吸入器の選び方』で解説しているポイントを基準に判断しています。
ドクターズマンの水素吸入機『H2JI1』の総合評価としては、
の星3.48です。全体として、高い耐久性や安全性はある一方で、製品価格が非常に高いことや水素発生量の面が少しネックと言えそうです。
それぞれの評価項目について少し解説していきます。
<性能3.8>
長時間稼働と静音性
『H2JI1』は連続24時間365日稼働ができ、超長時間運転に対応しています。この長さは現状唯一と言っていいでしょう。また、騒音レベルの50dB以下と静かなため、運転時も騒音を気にする必要はなさそうです。
一方で、水素発生量が250ml/分となっており人によっては物足りなさを感じる可能性があること、水素水の生成ができないなどの面は少しマイナスとなっています。
<コスト2.0>
製品価格が超高価
『H2JI1』は製品価格が税別で220万円となっておりかなり高額です。同様の金額だと、ヘリックスジャパンの「ハイセルベーターET100」がありますが、これは水素発生量が1200ml/分とかなり多くなっています。『H2JI1』の4倍以上はありますね。
半年に一回必要な交換膜フィルタの交換も金額が明記されていませんでしたが、製品価格から推測するに高額なことが予想されます。
一方で、ランニングコストについては、毎日2時間使用した場合のシミュレーションでは300円前後となっており、日々の運用コストは低いのは良い点です。
<保守性3.5>
サイズがコンパクトで手間要らず
『H2JI1』はサイズがW230mm×D370mm×H480mmと比較的コンパクトで、重さも13kgとまだ持って運べるレベルです。
メンテナンスも半年〜1年に1回の清掃とフィルタ交換でよく、電解槽の寿命も50,000時間と長いため、管理の手間は少なく済みそうです。
ただ、画面が英語表記で見づらく、若干操作性の面で何がありそうです。また、サイズはコンパクトではあるものの、水素発生量を加味すると少し大きめの部類になります
同様の水素発生量であるアクアリエッタAQY300(水素発生量300ml/分)だと、幅120mm×奥行150mm×高さ195mmとなっています。
<安全性4.3>
第三者機関の認証あり
『H2JI1』は、安全性の面にかなりこだわられおり、CEマークやFCCマークなど第三者機関による安全性に関する認証を取得しています。
また、慶應大学との共同研究でも、同機器を用いた臨床研究(動物を対象)でも安全性が示されているのは、安心できるポイントの1つかと思います。
ただし、電極の材質やオゾンの発生有無については、特に言及がなくわかりかねるため、満点の5には届かない感じです。
<信頼性3.8>
実績豊富で安心
『H2JI1』は、慶應大学との共同研究やすでに多くのサロンやクリニックで導入されている実績があり、そういった面では信頼性は高いです。
また、購入前のデモ機運用や既に導入されているサロンやクリニックで有償で試せるのも信頼につながります。
一方で、保証期間が1年と短いことや返品ができないことは、製品価格が220万円と高い割には若干の懸念があると言えるでしょう。また製造国に関しても公式サイトを見る限り不明となっています。
水素吸入器『H2JI1』がおすすめな人
『H2JI1』は以下のような方にはおすすめできるかと思います。
『H2JI1』は、耐久性や安全性の面でかなり優れており、商用利用時にもかなり長く利用できるため、サロンやクリニックを運営されている方にはおすすめできそうです。
また、研究に使用された実績もあり、そういった点にこだわる方にもおすすめです。
ただし、非常に高額なため、価格よりも上記のような点を重視される方が対象となりそうです。
水素吸入器『H2JI1』:まとめ
今回は、ドクターズマンの水素吸入機『H2JI1』の特徴やスペック、評価についてお伝えしました。
研究に使われた実績や長い電解槽の寿命など、他の水素吸入器にはあまりない特徴があります。
1番のネックは金額の面なので、それをクリアできる方であれば、かなりおすすめできる製品と言えるでしょう。