《この記事の執筆者》
本サイトの運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
水素吸入器を購入しウキウキして使っていたら、
「体調が悪くなった…」
「水素吸入器から変な臭いがする…」
「水素吸入器が突然動かなくなった…」
こういったことが起こる可能性があるのはご存知ですか?
でもご安心ください。水素吸入器の安全性について知っておけば、こんな怖い思いをすることはありません。
本記事では、水素吸入器の安全性が重要な理由と、安全性を見極めるための4つのポイントを詳しく解説します。
これを読めば、あなたも水素吸入器の安全性をしっかり評価できるようになります。自分や家族の健康を守るためにも、ぜひ最後までチェックしてくださいね。
水素吸入器の安全性が重要なたった1つの理由
水素吸入器を選ぶ際に安全性が重要になる理由は、自身の体を健康被害から守るためです。
水素吸入自体には、これまで重篤な副作用などは報告されておらず、安心してできる健康法です。
しかし、日本では水素吸入器の品質基準が明確に定められていないため、ユーザー自身が製品の安全性を確認する必要があります。健康のために利用するものだからこそ、安全性の確認は非常に重要です。
>> 【医師監修】水素吸入療法にリスクや副作用はある?各国の規制は?
健康増進のために行っていることで逆に体調不良にならないためにも、以下で紹介する安全性のポイントをしっかり確認して、水素吸入器選びをすることをお勧めします。
水素吸入器の安全性を評価するポイント4つ
水素吸入器の安全性を見る際に重要になるポイントは以下の4つです。
- 電極の材質はなにか
- オゾンを発生させないか
- 安全機能がついているか
- 第三者機関の認証があるか
それぞれ詳しく解説していきます。
安全性のポイント①:
電極の材質はなにか
まず1つめの安全性の評価ポイントが、電極に使われている材質になります。
なぜ電極の材質が重要になるかというと、それによって水素と一緒に有毒な物質を吸い込む可能性があり、健康被害を招きかねないためです。具体的には、ステンレス製の電極が使われている場合は注意が必要です。
ステンレス製の電極に注意が必要な理由
ステンレス製の電極が使われている場合、電極からクロムや他の金属が溶け出す可能性があります。
溶け出す程度は使用条件等によって異なりますが、高電圧・高電流密度であったり、低品質のステンレス鋼が使用されていたりすると金属溶出リスクが高まります。
特に懸念されるのは、ステンレス鋼に含まれるクロムです。六価クロム(Cr(VI))は発がん性や毒性が確認されており、健康への悪影響が懸念されるため、特に注意が必要となります。
したがって、電極の材質については以下の点を確認しましょう。
- チタン・プラチナコーティングされているか
- 高品質のステンレス鋼が使用されているか
それぞれについて以下で解説します。
チタン・プラチナコーティングされているか
電極がチタン・プラチナコーティングされている場合は、材質についてはクリアです。
これらのコーティングがされている場合は、ステンレス製の電極によるクロムや他の金属が溶け出す可能性は極めて低くなるため、安心できます。
高品質のステンレス鋼が使用されているか
もし、チタン・プラチナコーティングがされていない場合は、高品質なステンレスが使用されているかを確認しましょう。
低品質なステンレス鋼の電極は金属溶出リスクを高めるため、モリブデンを含む高品質の316Lステンレス鋼などを使用することが推奨されます。
ステンレスが使われている場合でも、高品質のものであればまだ妥協点といえます。
どういったステンレス鋼が使われているかわからない場合は、製造者に問い合わせて確認するようにしましょう。教えてくれない場合は低品質のステンレス鋼と考えて、そのメーカーの水素吸入器は使用しないことをおすすめします。
安全性のポイント②:
オゾンを発生させないか
水素吸入器の2つ目の安全性のポイントは、オゾンが発生するかどうかです。
水素吸入器は水を電気分解して水素ガスを生成する過程で、オゾンが発生する場合があります。
オゾンは濃度によって、私たちの体への悪影響を及ぼすことがわかっているため、水素吸入器の稼働中にオゾンが発生しないかどうかは安全性の面で非常に重要となります。
オゾンの発生有無の評価指標
オゾンの発生の有無についての評価は以下のようにできます。
公式サイトでの情報 | 評価 |
---|---|
オゾン発生についての記載がない | 安全性は低い |
「オゾン発生なし」と記載あり | 安全性は中程度 |
第三者機関による「オゾン発生なし」の試験結果を公表 | 安全性は高い |
上記のポイントとしては、オゾンが発生しないと掲載されている場合は安全性は中程度と判断し、第三者機関等の照明があって初めて高い安全性と判断しているところです。
公式サイトに「オゾン発生なし」と書くのは誰でもできるため、信頼できる証明があるとより安心できます。
安全性のポイント③:
安全機能がついているか
水素吸入器の安全性の4つ目のポイントは、安全機能がついているか否かです。
水素吸入器の安全機能としては、主に以下のようなものが挙げられます。
- 本体が転倒した場合に自動停止
- タンク内の水の温度が一定以上になると自動停止
- ファンの異常稼働を検知し自動停止
- タンク内の水質検知し、低品質の場合に自動停止
- 製品内の水素濃度が一定以上になると自動停止
これら全てが搭載されていると良いですが、最低限「転倒時」や「異常な温度」などの際の自動停止機能があるとある程度は安心できるでしょう。
また、爆発に関する安全機能も搭載されている場合は水素爆発の心配も和らぎ、日々ストレスなく水素吸入ができるようになるためおすすめです。
>> 【危険】水素吸入器で水素爆発する条件とさせないためのポイント4つ
安全性のポイント④:
第三者機関の認証があるか
水素吸入器の安全性を見る上で大事なポイント4つ目が、安全面に関しての第三者機関による認証の有無です。
安全性に関する第三者機関の認証はさまざまありますが、代表的なものとしてCEマークやFDA認証などが挙げられます。
CEマークとは、製品がEU(欧州連合)の安全、健康、環境保護に関する要件を満たしていることを示すマークです。
FDA認証とは、アメリカ食品医薬品局(FDA: Food and Drug Administration)が特定の製品が安全性、有効性、および品質に関する規制要件を満たしていることを証明する認証です。
第三者認証がない場合は注意
上述したCEマークやFDA認証がある製品はかなり安全性が高いと判断できます。
一方で、これらのような安全性に関する第三者機関の認証がない水素吸入器については、注意が必要です。
というのも、水素吸入器は健康機器であり、国などが品質などを定めておらず、メーカーのやりたい放題というのが日本の現状だからです。つまり、安全性が低い水素吸入器だったとしても販売できてしまう状態なのです。
なので、個人的には第三者機関による安全性の認証がないものについては、避けるのが無難かと思っています。
その水素吸入器の安全性は合格点?数値を入れて確認しよう
水素吸入器の安全性を判断するためのポイント4つをご紹介しました。
これらのポイントを総合的に判断することで、水素吸入器の安全性をある程度評価することができます。ただし、専門的な知識がないと判断が難しい面もあるかもしれません。
そこで、すいかつねっとでは、水素吸入器の安全性を簡易的に評価できる目安を作成しました。
>> 水素吸入器の安全性を自動で判別する計算機
上記URLにアクセスいただくと、各項目に対応する数値を入力することで、安全性のレベルを5段階で大まかに把握できます。
水素吸入器Xの安全性は…
例えば、市販の水素吸入器Xの数値を入れてみると、3.9/5という結果になりました。
あくまで簡易的な評価ではありますが、専門知識がない方でも水素吸入器の安全性を一定の目安で確認することができます。
水素吸入器選びの参考情報の一つとしてご活用ください。
水素吸入器の安全性をしっかりと評価しよう:まとめ
- 電極の材質はなにか
- オゾンを発生させないか
- 安全機能がついているか
- 第三者機関の認証があるか
水素吸入器の安全性を評価する上で重要な4つのポイントを解説しました。
これらのポイントを総合的に判断することで、水素吸入器の安全性をある程度評価することができます。
ただし、専門的な知識がないと判断が難しい面もあるため、すいかつねっとでは水素吸入器の安全性を簡易的に評価できる目安を作成しました。各項目に対応する数値を入力することで、安全性のレベルを5段階で大まかに把握できます。
水素吸入器は健康のために利用するものだからこそ、安全性の確認は非常に重要です。本記事で紹介した安全性のポイントを参考に、しっかりと水素吸入器の安全性を評価し、自身に合った製品を選びましょう。