本記事では、株式会社エーシーピーの水素吸入器『フレスカ300』の製品情報から特徴やスペックについて解説していきます。
また、当サイト基準での製品評価も行なっておりますので、『フレスカ300』にご興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
なお、「フレスカ」シリーズの別機種については、以下の記事で解説しています。
>> 『フレスカPRO』の特徴と評価を見る
>> 『フレスカ150』の特徴と評価を見る
《この記事の執筆者》

当サイト「すいかつねっと」の運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
『フレスカ300』の製品情報

水素吸入器『フレスカ300』の製品仕様の詳細は以下の通りです。
商品名 | フレスカ300(Fresca 300) |
本体寸法 | 幅25 × 奥行20 × 高さ41.8(cm) |
本体重量 | 6.4kg |
電圧・周波数 | AC100V/1.4A |
消費電力 | 140W |
付属品 | 精製水500ml×4本、同時吸入用カニューラ×2本、バブルスティック×1本、イオン交換樹脂パック×2個、調湿ボトル2セット、取扱説明書・保証書付き |
定価 | 349,800円(税込) |
メーカー保証 | 1年間 |
生産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社エーシーピー |
『フレスカ300』は、株式会社エーシーピーが発売する水素吸入器「フレスカ」シリーズの最新モデルです。
シリーズ全3モデルの中で、スペック・価格帯ともに“ミドルレンジ”に位置づけられます。
ちなみに、上位モデルの『フレスカPro』と見た目は同じですが、重量は1kgほど軽くなっています。
『フレスカ300』の特徴・スペック
水素吸入器『フレスカ300』の主なスペックは以下の通りです。
水素発生量 | 300ml±5%/分 |
水素発生方式 | PEM式電気分解 |
連続稼働時間 | 12時間 |
吸入方法 | 鼻カニューレ |
騒音レベル | 59.2〜61dB (1mの距離でのメーカー測定値) |
使用できる水 | 日本薬局方精製水 |
水素水の生成 | 水素水生成スティックを使って可能 |
製品の寿命 | イオンフィルター:6ヶ月または500時間の使用で交換 電解槽:4,000時間の使用で交換 |
では、以下でいくつか『フレスカ300』の特徴をご紹介していきます。
特徴①:最大12時間稼働が可能
『フレスカ300』はタイマー設定により、最長12時間の連続運転が可能です。
夜間や就寝時も含め、長時間にわたって水素吸入を継続できるため、生活リズムや目的に合わせて柔軟に活用できます。
特徴②:水素水の生成も可能
付属のバブルスティック(水素水生成スティック)を使えば、いつでも高濃度の水素水を簡単に作ることができます。
「水素吸入」だけでなく「水素水の摂取」でも体の内外からアプローチできる点が大きな魅力です。
特徴③:初期投資が抑えられる
『フレスカ300』は、製品価格349,800円(税込)と同レベルの水素発生量の他機種と比べて、かなり安い価格帯で設定されています。
例えば、同じ水素発生量300ml/分の機器「シェルスラン・プロ」は税込495,000円、「ナノコHF-300」は税込880,000円となっています。
できるだけ初期投資を抑えたい方にとっては、魅力的でしょう。
『フレスカ300』のメンテナンスは?
『フレスカ300』の日々のお手入れは、タンクの水交換及び湿潤ボトル(水素ガスに潤いを与える)の水交換になります。
どちらも2週間に1度の交換が推奨されているため、併せて行いましょう。
一方、使用時間に応じた定期メンテナンスは、イオンフィルターと電解槽の交換が必要です。
イオンフィルターは、タンク内の水質を維持するための部品で、500時間の使用または6ヶ月に一度の交換が推奨されています。交換は2回(1年分)で税込3,300円となっており、この部品の交換は自分で簡単に行えます。
電解層の交換は4,000時間の使用で必要になり、メーカーに機器を送って対応してもらいます。費用は1回110,000円(税込)となっています。
『フレスカ300』のレンタルはある?
『フレスカ300』のレンタルは現在実施されていません。(2025年7月)
レンタルできる機器をお探しの方は、以下のページをご参考ください。
>> レンタルできる水素吸入器一覧
>> 水素吸入器のおすすめランキング【2025】
『フレスカ300』の評価

上記の評価は別記事『失敗しない水素吸入器の選び方』で解説しているポイントを基準に判断しています。
※情報が公開されておらず不明な点は評価を「-」とし暫定として最低評価を適用しています。
『フレスカ300』の総合評価としては、
の星3.84です。
水素発生量300ml/分と12時間の連続稼働が可能な性能を持ちながら、製品価格が安いのが魅力です。 初期費用を抑えたい方には、ぴったりの水素吸入器と言えるでしょう。
以下で、それぞれの評価項目について解説していきます。
フレスカ300の性能評価:⭐️ 4.0
項目 | 内容と評価 |
水素発生量 | 300ml/分 |
連続運転時間 | 12時間 |
タイマー設定 | 30/45/60/1時間単位 |
騒音レベル | (1mの距離でのメーカー測定値) | 59.2〜61dB
吸入方法の選択肢 | 水素と酸素を別で排出 |
水素水生成機能 | (付属のバブルスティックを使用) | 可能
水素量調節機能 | 不可 |
『フレスカ300』の性能評価は星4.0となりました。
フレスカ300は、当サイト推奨基準(200ml/分)を回る、毎分300mlの水素発生量を実現しています。さらに、最大12時間連続稼働が可能なため、睡眠中など長時間の水素吸入を行いたい方にも十分対応できるスペックです。
タイマー設定は1時間までは「30分/45分/60分」のいずれかから選択でき、1時間を超える場合は1時間単位で設定が可能です。
また、排出されるガスが水素・酸素で別々の排出口から出るため、“水素だけ吸入”などのニーズに合わせた使い方も可能です。水素水についても、付属のバブルスティックを数分使うだけで、手軽に高濃度水素水を作ることができるのも大きな魅力です。
なお、騒音レベルは1mの距離で60dBほどと、一般的にはかなり音が聞こえる水準です。そのため、寝室などでの利用を考えている方は、稼働時の音が気にならないかは事前に実機で確認できれば安心でしょう。
フレスカ300のコスト評価:⭐️ 3.9
項目 | 内容と評価 |
製品価格 | 349,800円(税込) |
メンテナンス費用※1 | 23,375円(税込)/年 |
ランニングコスト※2 | (ただし、増える可能性高い) | 404円/月
消費電力 | 140W |
使用する水 | 日本薬局方精製水 |
レンタル価格 | なし |
『フレスカ300』のコスト評価は、星3.9となりました。
製品価格は、同スペック(水素発生量)の他機種と比較してかなり割安な設定となっており、水素発生量に対するコストパの良さが魅力です。
一方、メンテナンス費用は、毎日2時間の使用を想定した場合に年間で約23,000円かかる想定となります。毎日長時間利用する場合にはこの費用も増加するため、使用頻度によってはコストがかさむ点に注意が必要です。
使用中にかかるランニングコスト(電気・精製水代)は、毎日2時間の利用で月額404円の推定となり、かなり経済的です。ただし、タンク内の水は2週間に1回交換する必要があるため、水代が上がる可能性が高い点にはご留意ください。
なお、レンタルには対応しておらず、1〜3ヶ月などの短期間だけの利用はできません。
販売者の試算によると、水代が1ヶ月600円(500ml150円×2本×水交換2回)を目安としています。
それを踏まえると、1日2時間の使用では、1ヶ月860円(電気代260円+水代600円)ほどのランニングコストになります。
フレスカ300の保守性評価:⭐️ 3.6
項目 | 内容と評価 |
サイズ/重量 | 幅25×奥行20×高さ41.8cm/6.4kg |
動かしやすさ | 人によって動かしづらさを感じる可能性あり |
マシンの操作性 | タイマー設定とスタートの簡単操作 | ディスプレイあり
イオンフィルター の交換頻度 | 500時間の使用または6ヶ月 |
電解槽の交換頻度 | 4,000時間の使用 |
日々のメンテナンス | 2週間ごとのタンクと湿潤ボトルの水交換 |
『フレスカ300』の保守性評価は星3.6となりました。
サイズや重量は、同スペックの水素吸入器と比較して標準的なレベルです。ただし、重さ6.4kgほどありキャスターが付いていないため、特に女性や高齢の方など力に自信がない場合は、移動の際にやや不便さを感じるかもしれません。
操作性については、液晶ディスプレイで残り時間などが一目で確認できるため、現在の状況が分かりやすくなっています。操作ボタンも「電源」「スタート/ストップ」「タイマー」の3つのみとシンプルで、タイマーをセットすればすぐに水素吸入を開始できます。
各種部品(フィルターや電解槽)の交換頻度については、標準的と言える耐久性です。
日々のメンテナンスは、タンクおよび湿潤ボトルの水交換のみですが、2週間ごとに対応が必要なため、交換頻度がやや多めに感じられるかもしれません。ただし、機器を長く安全に使い続けるためには欠かせない作業なので、手間に感じても定期的な対応を行う必要があります。
フレスカ300の安全性評価:⭐️ 4.1
項目 | 内容と評価 |
電極の材質 | チタン・プラチナコーティング |
水素純度/濃度 | (分析結果あり) | 99.9%以上
オゾンの発生 | 発生しない |
安全機能 | 各種センサー搭載 |
第三者機関の認証 | PSE認証取得 |
『フレスカ300』の安全性評価は星4.1となりました。
電極には高い安全性を誇るチタン素材が使用され、そのうえでプラチナコーティングが施されています。さらに、第三者機関による分析も実施されており、水素ガスの純度は99.9%以上と証明されているため、安心して利用できる品質です。
安全機能の面でも、転倒や水位、過熱、水質の各種センサーが搭載されており、異常を検知した場合は自動で運転が停止する仕組みになっています。また、電気的な安全を証明するPSE認証も取得しており、安心して長く使える仕様となっています。
フレスカ300の信頼性評価:⭐️ 3.6
項目 | 内容と評価 |
生産国 | 日本 |
保証期間 | 1年間 |
情報開示度 | 問い合わせで詳細確認可能 | 基本はサイト上で公開
導入機関や導入歴 | 2年前からFrescaシリーズを販売 | 新機種なのでこれから
アフターサービス・ サポート体制 | LINEチャットサポートあり | 平日9〜18時の電話・メール対応
返金保証 | なし |
購入前の体験 | 導入店舗で可能 |
マニュアルの充実度 | 基本的な取扱説明書 |
口コミ | 丁寧な対応 |
『フレスカ300』の信頼性評価は星3.6となりました。
日本製という安心感があり、保証期間も1年間と標準的です。製品に関する詳細は、問い合わせで確認可能です。
導入実績については、比較的新しい機種のため今後に期待する部分が多いものの、「フレスカ」シリーズは発売開始から2年ほど経っており、業界での知見やサポート体制についても信頼できるでしょう。
サポート面では、公式LINEチャットやAIによる自動応答など24時間対応が整っていて、困った時もすぐに相談できる仕組みがあるのは心強いポイントです。
購入前に実際の製品を試すことは導入店舗で可能ですが、まだ店舗数が限られており、多くの方がアクセスしやすい状況ではありません。同スペック機器と比べて割安ではあるものの、安い買い物ではないため、このあたりが改善されると、より安心して購入できそうです。マニュアルについては基本的な取扱説明書が同梱されており、現時点で動画による解説などは用意されていませんが、今後に期待したい部分です。
『フレスカ300』がおすすめな人
『フレスカ300』は以下のような方にはおすすめできるかと思います。
『フレスカ300』は、同スペック帯の水素吸入器と比べても本体価格がかなり抑えられているため、「しっかり水素吸入をしたいけれど初期投資はできるだけ抑えたい」という方に特におすすめできます。
また、月々のランニングコストも毎日2時間の使用で400〜1,000円未満とリーズナブルで、長く続けやすい点も魅力です。加えて、水素水の利用も検討している方にとっても便利な機器と言えるでしょう。
一方で、毎日長時間の利用を考えている場合は、メンテナンスの年間コストがアップするため、事前に費用面をしっかり確認しておくとより安心です。使用時間に応じたメンテナンス費用の見積もりは、以下のGoogle Sheetsで簡単に算出できます。
>> メンテナンス費用の見積もり算出シート
『フレスカ300』が試せる施設
当サイトで把握している『フレスカ300』の導入施設は今のところありません。
しかし、上位モデルの『フレスカPro』を試せる施設があります。お近くにあった場合は、ぜひ試しに行ってみてください。
- かんのんちょう鍼灸・整骨院(神奈川県川崎市)
▶︎ 神奈川で水素吸入ができるサロンとクリニック
そのほか、水素吸入を体験したいという方は、ぜひお近くのサロンやクリニックを以下のページからお探しください。
>> 【都道府県別】水素吸入ができる施設一覧
まとめ:『フレスカ300』は初期投資の安さが魅力
『フレスカ300』は、コストパフォーマンスの高さと操作のしやすさが魅力の水素吸入器です。
最大12時間の連続稼働や水素水生成など多彩な機能を備えながら、本体価格やランニングコストも抑えめで、初めての方にも続けやすいモデルと言えるでしょう。
「フレスカ」シリーズの別機種については、以下の記事で解説していますので、ぜひご参考ください。
>> 『フレスカPRO』の特徴と評価を見る
>> 『フレスカ150』の特徴と評価を見る