当サイト「すいかつねっと」が行っている製品評価の5大要素の1つであるコスト面。
全部で6つの評価項目があり、そのうちの1項目「ランニングコスト」を評価する理由や評価基準について解説します。
《この記事の執筆者》

当サイト「すいかつねっと」の運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
「ランニングコスト」を評価する理由
水素吸入器を日常的に使う上で必ず発生するのが、電気代や精製水(または専用液)代といった「ランニングコスト」です。
これらは月々の継続的な負担となるため、「メンテナンス費用」と並ぶ、重要な“隠れコスト”と言えます。
購入後に「思ったよりお金がかかる…」と後悔することがないように、当サイトでは購入後の継続的な負担を事前に明確化するため、この項目を評価しています。
「ランニングコスト」の評価方針
評価方針はシンプルで、「月々のランニングコスト」が安いほど高く評価し、高いほど低く評価します。
ただし、使い方や環境によって費用は変動するため、公平に比較するために以下の統一ルールを設けています。
- 利用条件: 全ての機器を「毎日2時間」使用すると仮定します。
- 電気代単価: 家庭による差をなくすため、電力料金の全国平均目安である「31円/kWh」を全製品で一律使用して計算します。
- 算出単位: 上記の条件でかかる費用を「1ヶ月あたり(30日間)の金額」に換算して評価します。
ランニングコストの具体的な算出方法については、以下の記事で詳しく解説しています。
>> メーカーがひた隠す!水素吸入器の『隠れコスト』完全ガイド
タンク内の水の交換による水消費について
機器によって、定期的にタンク内の水の交換を推奨していることがあります。
その場合、タンク内の水は全て捨てることになり、その分水の消費量は増加します。
この水の消費量は、基本的に水代には組み込まないものとします。理由は、捨てる水の量がその時々で変わり、算出が複雑になるためです。
基準となる水代と水の消費量について
「市販の精製水」が利用可能となっている場合は、一律で1リットル200円で水代を計算します。専用水の場合は、販売価格(送料がある場合はそれを含む)の一番安い金額をベースに算出します。
水素吸入器の稼働による水の消費量は、明記されていない限り、1時間あたり「水素発生量(ml/分)×0.04ml」で計算します。例えば、水素発生量200ml/分の機器の場合、1時間に8mlの水を消費するものとして計算します。
より具体的な計算方法などは以下の記事で解説しています。
>> メーカーがひた隠す!水素吸入器の『隠れコスト』完全ガイド
「ランニングコスト」の評価基準と計算式
「ランニングコスト」の評価基準として、以下の設定をしています。
ランニングコスト | 評価 | 正規化 |
---|---|---|
10円 | 1.0 | |
4000円以上 | 0.0 |
コストが10円の製品を最高評価の1.0とし、月々の負担額が「4,000円」に達した場合を評価0.0の基準点として設定しました。
この金額に設定した理由は2つあります。第一に、多くの製品のランニングコストが月々1,000円〜2,000円の範囲に収まり、それらが標準的な評価(スコア0.5〜0.75)となるように調整した結果です。
第二に、もう一つの継続コストである「メンテナンス費用」(月換算3,000円で評価0)とのバランスを考慮しました。
両方のコストが最低評価の場合、月7,000円(年84,000円)となり、これは家計にとって大きな負担です。この点を踏まえ、4,000円という基準を設けました。
「ランニングコスト」の評価計算式
評価スコアは、0円(スコア1.0)と4,000円(スコア0.0)の間を、費用に応じて直線的に変動するように算出します。費用が4,000円を超えた場合は、スコアは0.0となります。
=MIN(1, MAX(0, ROUND(1 - X / 4000, 3)))
※上記の式のXに、各機器のランニングコスト(月換算したもの)が入ります。
以下のシートを使えば、ご自身で簡単にメンテナンス費用と評価スコアを算出できます。興味のある機器の情報を入力して試してみてください。
>> 水素吸入器のランニングコストを算出するシート
また、メンテナンス費用の評価及びコスト全体での評価は、以下のリンクで自動で算出していただけます。
>> 水素吸入器のコスト評価を算出するシート