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これで安心!水素吸入器から水素ガスがちゃんと出ているかの確認方法

【自宅で簡単】水素吸入器から水素ガスが出ているかを確認する方法

水素吸入器を導入して使い始めた際に、
「これ、ほんとに水素出てる?」
と不安になることもあるかと思います。

実際、吸入中もカニューラから特に風を感じることがない場合も多く、私自身もかなり不安でした。

水素吸入器からしっかり水素が出ているか、最も正確に確認するには専用の水素濃度計が有効です。ただ、こうした機器は高価な場合もあります。

そこでこの記事では、まずはご家庭にあるものを使って、ガスが出ているか、そして水素がちゃんと含まれているかを手軽に確認できる方法をご紹介します。詳しい手順を写真付きで解説するので、ぜひご参考ください。

《この記事の執筆者》

水素吸入器から水素ガスが出ているか確認する手順

水素吸入器から水素ガスが出ているかは、以下の手順で確認できます。

水素ガスの発生を確認する手順
  1. 排出ガスの量を測る
  2. 水素が出ているか確認

どちらも2〜3分ほどで簡単に行えます。この2つのステップで、排出ガス量と水素が出ているかを確認し、水素がどれくらい出ているかを推測します。

例えば、記載されているガス量が出ている、かつ水素も出ているようであれば、表示通りの水素ガスが出ていると考えられます。一方で、ガス量または水素発生の有無のどちらかに問題がある場合、十分な量ではない、水素が含まれていないガスを吸っている恐れがあると推測できるわけです。

では、「水素ガスの発生を確認する手順」を以下で説明していきます。

水素ガスの発生確認ステップ①:
排出ガスの量を測る

まずは、水素吸入器から出ているガスの量がどれくらいかを計測します。

以下の手順に従って行なってください。

排出ガスの量を測る手順
STEP
道具の準備

以下のものを準備します。

  • 少し大きめの桶(水を少し貯める:下から5cm程度)
  • 500mlペットボトル(水で満タンにする)
  • タイマー(スマホのものでOK)
  • 水素吸入の道具一式
STEP
ペットボトルを逆さにして桶に入れる

ペットボトルの中身がこぼれないように注意して、桶の中に逆さにして立ててください。
以下の画像のような感じです。(桶に水がある状態だと、ペットボトルから水は流れ出ません)

水素吸入器の水素ガス発生量を確かめるためにペットボトルを桶に入れる
STEP
カニューレをペットボトルの口に入れ込む

以下の画像のようにして、カニューレをペットボトル内に入れます。

水素吸入器の水素ガス発生量を確かめるためにカニューらをペットボトルに入れる

これで準備は完了。

STEP
水素吸入器を稼働させる

上記の状態のまま、水素吸入器を稼働させます。

STEP
タイマーをスタート

吸入器を稼働させてガスが発生し出したと同時に、タイマーをスタートさせます。

STEP
1分経過後カニューレを抜く

1分経ったら、カニューレをペットボトルから抜きます。

STEP
ペットボトル内の水の量を確認

ペットボトルの飲み口を手で塞ぎながら桶から出して、残水量を確認します。減った水の量が機器から1分間に排出されるガス量となります。

この方法で計測したガス発生量と、機器の仕様書に書かれている水素ガス発生量(または総ガス発生量)を比較し、ほぼ同じ量であれば記載通りのガス量が出ていると考えられます。

我々素人が行うため、多少の誤差は出るかと思います。ただ、表示よりも明らかに少ない(100ml以上など)ようであれば、ちゃんとガスが出ていない可能性が高いです。そんな時はメーカー・販売者に問い合わせて、返品・交換してもらうようにしましょう。

2〜3回繰り返すことで測定の精度が上がるので、余裕があれば何回か繰り返してみることをおすすめします。

実際に水素ガス量の確認してみた

実際に上記の手順で行なったテストは、こんな感じになります↓

30秒前後で500mlペットボトルの水がなくなりました。排出ガスの総量(水素と酸素)が毎分900mlの機器を使った実験だったので、問題なく表示されているガスは発生していると考えられます。

この方法は実は「水上置換法」と呼ばれる正当な手法です。実際に分析機関による排出ガス量の検証でも用いられています。

水素ガスの発生確認ステップ②:
水素が出ているかを確認する

水素吸入器からの排出ガス量が計測できたら、次は「水素」が出ているかを確認します。

これには、以下の2つの方法があります。

※タップすると該当見出しへ遷移します

どちらも簡単にできますが、おすすめは②の「溶存水素計・測定試薬」を使う方法です。

①は、1000ml/分以上の水素発生量がある高いスペックの水素吸入器でないと難しく、水素ガスを溜め込んでの確認のため少なからず爆発リスクがあります。お金をかけずにすぐに確認はできますが、できれば②の方法で水素が出ているかを確認するようにしてください。

では、それぞれについて詳しく解説します。

水素が出ているか確認する方法①:
「ビニール袋」を使って確認する

この方法は、水素が軽い分子であることを利用して、水素ガスが出ているかを確認します。

水素発生量が多い機器(1000ml/分以上)を使っていて、いま自宅にあるものですぐに確認したいという場合は、以下の手順で水素ガスが出ているか確認できます。

ビニール袋を使った水素ガスの確認手順
STEP
道具の準備

以下のものを準備します。

  • 軽い小さめの袋(スーパーでお肉などを入れる袋でOK)
  • 水素吸入の道具一式
STEP
袋を逆さにして、その中にカニューレを入れる
袋の中にカニューレを入れている
STEP
水素吸入器を稼働する

上記の状態のまま水素吸入器を稼働して袋に空気を溜めていきます。

※この際、袋の下は閉じる必要はありません。水素より重い酸素などが抜けていくスペースとなります。

STEP
1〜2分待つ

開始してから1〜2分ほどで袋が膨らんできて、どこかのタイミングで袋が宙に飛んでいきます。

※飛んでいくまでの時間は、水素吸入器のスペックや袋の重さやサイズなど色々な条件によって左右されますが、水素が出ていれば必ず飛んでいきます。

STEP
なかなか袋が飛ばない場合

上記の方法でもなかなか飛んでいかない場合は、少し振動を与えてあげる(上下に少し揺らす)と飛んでいく時があります。

これでも飛んでいかない場合(5分以上経っている)は、水素が出ていない可能性が疑われます。

この方法で袋が飛んでいけば、水素ガスがちゃんと出ていると推測できます。

そして、ステップ①の「排出ガスの量を測る」でしっかりと表示されたガスの量が出ているようであれば、表示通りの水素ガス量が出ていると考えて良いでしょう。

この方法は一定の条件下では水素の存在を示唆する可能性がありますが、引火・爆発のリスクを伴うため、積極的には推奨しません。試される場合は、細心の注意を払い、必ず換気の良い場所で、周囲に火気がないことを確認し、静電気対策を十分に行った上で、あくまで自己責任で実施してください

実際に確認テストをした結果

実際に上記の手順で行なったテストは、こんな感じになります↓

水素発生量が2000ml/分超の機器を使い、大体20秒ほどで袋が飛んでいきました。

この結果から、使用した水素吸入器からは問題なく水素が排出されていることが確認できました。

水素が出ているか確認する方法②:
「溶存水素計・測定試薬」を使って確認する

この方法では、水素吸入器を使って水素水を作り、その水素濃度を確認することで、水素が出ているかを確認します。

なので、水素発生量が150ml/分以上の水素水を作れる機器であれば、水素ガスの有無を確認できます。

具体的な手順は以下の通りです。

溶存水素濃度判定試薬を使った水素ガスの確認手順
STEP
道具の準備

以下のものを準備。

  • 溶存水素濃度判定試薬(Amazonなどで買えます)
    または溶存水素計
  • 水素吸入の道具一式
  • コップ1杯の水
STEP
カニューレの先端をコップの中に入れる
コップの中にカニューレの先端を入れている

こんな感じで、カニューレまたはチューブの先端をコップの水の中に入れます。

STEP
水素吸入器を稼働する

上記の状態のまま水素吸入器を稼働して、水の中にガスを排出します。すると以下のようにして、水がぶくぶくするはずです。

水素ガスがコップの中の水に溶けていっている様子

水素水を作るためのタンブラーなどが付いている水素吸入器は、それを使ってもらってOKです。

STEP
1〜3分ほど待つ

開始してから1〜3分ほどしたら、水素吸入器を停止します。
どれくらい待つかは機器の水素発生量にもよりますが、長くても3分ほどで水素水ができるとする機器が多いので、それくらいを目安とすると良いでしょう。

STEP
コップの中の水の水素濃度を確認する

コップの中の水の水素濃度を「溶存水素濃度判定試薬」または「溶存水素計」を使って、確認します。

上記の手順で確認し、コップの中の水に水素が入っているようであれば、水素吸入器から水素ガスが出ていると考えられます。

例えば、「溶存水素濃度判定試薬」を使うと、水素が含まれている場合は、以下のように水の色が透明に変化します。

水の中に溶存水素濃度判定試薬を入れて、水の色が変化している様子
出典:http://www.cosmicnote.jp/100181232588.shtml

「溶存水素計」の場合だと、以下のように詳細な水素濃度(ppb)がわかります。

水素添加後に水素溶存計で水素濃度が表示されている

これらで水素の有無が確認でき、ステップ①の「排出ガスの量を測る」でしっかりと表示されたガスの量が出ているようであれば、問題なく水素がしっかり出ていると言えるでしょう。

水素吸入器から水素ガスが出ているか確認する手順まとめ

以上の2つのステップを行えば、いま使用している水素吸入器から水素ガスがしっかり出ているのかを知ることができます。

2つのステップにおける結果の解釈を以下にまとめました。自分の機器がどれに当てはまるかを確認し、問題がある場合は対処するようにしてください。

理想としては、左上の「問題なし」です。これであればしっかりと意図している水素吸入ができていると言えるでしょう。

右上の「ガス量不足」に関しては、電解槽の劣化によるものであれば部品交換で改善する場合もあります。メンテナンスが必要か確認してみてください。

左下や右下の「水素が出ていない」「故障の可能性」がある場合は、メーカーや販売店に問い合わせてみるのが良いです。

より厳密に水素吸入器から水素が出ているかを確認したい場合

より厳密に水素吸入器から水素が出ているかを確認したい場合

上記の方法はあくまで簡易的にガスがどれくらい出ているか、水素が出ているかを確認し、そこから十分な水素が出ているかを推測するに過ぎません。

基本的にはこれでも十分ですが、もっと正確かつ厳密に計測したい方は、水素濃度計や水素検知計を使うことで、行えます。
>> 水素濃度計・水素検知計一覧

1点注意点として、上述の水素濃度計などは基本的に4%までの濃度しか測れません。従って、機器から出るガスが水素濃度99.9%などの場合は、計測できません。

このような機器の場合は、専門の機関に送って計測してもらうしかありません。しかし、費用が数万〜十数万円とかなり高額になるので、一般での利用に際してはコストに見合わないのでお勧めしません。

先述した排出ガス量と水素が出ているかの確認をしておけば、基本的には問題ないです。

まとめ:水素吸入器から水素ガスが出ているかは簡単に確認できる

今回は、水素吸入器から発生している水素ガスの量を確かめる方法について解説しました。

初めて水素吸入器を使う場合は特に「これ本当に水素ガス出てる?」と不安になることも多いかと思います。

そんな時はぜひ今回紹介した方法で、水素ガスの発生有無をご自身で確認してみてください。ただし、正確な測定については、しっかりとした機器を使うことをおすすめします。

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