IgA抗体

IgA(アイジーエー)抗体は、免疫グロブリンと呼ばれる一群の重要な抗体の中で、体内では2番目に多く見られるタイプです。これは、主に私たちの身体の粘膜部分に存在し、鼻汁、涙、唾液、消化管、膣などに多く含まれています。IgAの主な役割は、これらの粘膜の表面で細菌やウイルスなどの病原体を捕捉し、それらが体内に侵入するのを防ぐことです。これを通じて、IgAは身体を感染症から守る重要な防御線の一つとなっています。

IgA抗体は、特定の病原体にのみ反応するのではなく、幅広い種類の細菌やウイルスに対して効果を発揮することが特徴です。これにより、様々な感染症から身体を守ることができます。

特に注目されるのは、IgAが母乳、特に出産直後に分泌される初乳に豊富に含まれていることです。新生児は自らIgAを十分に生成する能力を持っていないため、母乳を通じて母親からIgAを得ることで、生後間もない時期の感染症リスクを低減できます。このため、IgAは新生児の免疫システムをサポートする重要な役割を果たしています。

このように、IgA抗体は私たちの免疫システムにおいて非常に重要な部分を担っており、特に粘膜免疫の中心的な役割を果たしています。

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