《この記事の執筆者》
本サイトの運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
「水素水を飲むと下痢になる…」
このようなお悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか?
水素水は、水素が抗酸化作用や抗炎症作用を持つことから、健康維持や病気の予防・改善の面で様々な期待が寄せられ、注目を集めています。
しかし、水素水を飲むと下痢になる体験をしたり、そういった話を聞いたりして不安になっている方も多いかと思います。
そこで本記事では、水素水を飲むと下痢になる理由について詳しく解説し、下痢にならないための対策についてもお伝えしていきます。水素水を取り入れる上で役立つ内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
水素水を飲むと下痢になる理由
水素水を飲むと下痢になる理由として、以下が挙げられます。
- 過剰に摂取している可能性
- 水素水の副作用の可能性
- 水素水の好転反応の可能性
- 飲むタイミングの問題の可能性
- 体質に合っていない可能性
それぞれ可能性としているのは、どれも確実にこれが原因だ!と言えるものではないためです。
ただ、これらのうちどれか1つまたは複数が重なって、下痢が引き起こされている可能性があります。
では、それぞれ解説していきます。
水素水で下痢になる理由①:
過剰に摂取している可能性
まず、1番大きい可能性として、水素水または水分の摂りすぎが挙げられます。
水素水の効果を期待して、毎日数リットル飲んでいる方もいるかもしれませんが、その飲み過ぎによって下痢が引き起こしている可能性があります。
その理由は、大量の水分を摂ることで腸で吸収しきれず、結果として下痢になってしまうからです。
含まれている水素濃度にもよりますが、水素水は1日に300ml〜1,000mlほどが目安とされています。
水素水以外の水分も摂取しているかと思うので、それらと合わせて1日の水分摂取量には気をつけておきましょう。
1日の水分摂取量の目安は体重1kgあたり30〜40mlとされているので、体重60kgの人なら1,800〜2,400mlあたりを目安とすると良いでしょう。
水素水で下痢になる理由②:
水素水の副作用の可能性
水素水を摂取することによる副作用で、下痢になっている可能性もあります。
水素水の効果を検証するためのヒトを対象とした研究は、これまで数々行われています。
それらの中で、「水素水を飲むことで下痢になる」と報告しているものは今のところないため、水素水の副作用である可能性は低いかと思います。
しかし、水素水はまだメカニズム等が完全に解明されているわけではないので、まだ見つかっていないだけかもしれません。
したがって水素水のまだ解明されていない副作用である可能性もゼロではないでしょう。
水素水のデメリットなどについては以下で詳しく解説していますので、こちらも合わせてご覧ください。
>> 【水素水の真実】副作用はある?デメリットを徹底解説!知っておきたい安全な取り入れ方
水素水で下痢になる理由③:
水素水の好転反応の可能性
水素水を摂取した際の下痢は、水素の効果による好転反応である可能性も考えられます。
水素は体内の悪玉活性酸素と結びつくことで、無害な水になり体外に排出されるとされています。
この作用により様々な恩恵が期待されているわけですが、その過程で下痢という好転反応が起こっているのかもしれません。
ただ、デトックスによる下痢などは科学的に証明されているわけではありません。したがって、1つの可能性として頭の隅に入れておく程度で良いでしょう。
水素水で下痢になる理由④:
飲むタイミングの問題の可能性
水素水を飲むと下痢になると感じられている方は、水素水を飲むタイミングの問題である場合もあります。
飲むタイミングの問題というのは、下痢になるような状況下で水素水を飲むことで水素水が下痢を引き起こしていると勘違いしてしまうということです。
水素水を飲むということは、何かしらストレス軽減や疲労回復などの効果を期待して飲まれている方がほとんどでしょう。
それらの効果を期待して飲むということは、ストレス下にあったり、疲れが出てきていたりすることが多いです。
そういった過度なストレス下にあったり、慢性疲労があったりすると、胃や腸に不調が起きてもおかしくありません。
それらが原因で下痢になっているにもかかわらず、そのタイミングで水素水を飲むことで、水素水が下痢の原因であると考えてしまうのも無理はないでしょう。
水素水で下痢になる理由⑤:
体質に合っていない可能性
水素水が体質に合っていない場合も、下痢になってしまう可能性はあるでしょう。
人にはそれぞれ体質がありますが、水素水を飲むと必ず下痢になるという方は、そもそも体質が合っていないのかもしれません。
これは体質の問題なので、これが原因の方も一定数いるでしょう。
また、水素水が純粋な水素だけ入っている水であれば良いですが、ミネラルなど他の物質も添加されている場合もあります。
水素ではなく、そういった他の物質に体が反応している可能性もあります。
いずれにせよ、飲んでいる水素水が体に合っていないことが原因で、下痢が引き起こされていると考えられます。
「水素水を飲むと下痢になる」を確かめる方法
水素水を飲むと本当に下痢になるのかを確かめる方法は、いくつかあります。
少し手間がかかりますが、以下のような方法で確かめられます。
- 毎日の体調や食事を記録する
- 水素水を飲む日と飲まない日をランダムで作る
- 水素水を飲んだ日だけ下痢になれば、水素水が原因と判別できる
少し具体的に説明しますと、まず1週間ほど毎日の体調や出来事(特にストレスが溜まるようなことが起こったかなど)、食事の内容や時間を記録します。
それをベースラインとして、2週目に水素水を飲む日と飲まない日をランダムで決めます(サイコロで偶数の目が出れば水素みたいな決め方でOK)。
その結果、水素水を飲んだ日に下痢になることが頻発しているようであれば、水素水が原因であると疑えます。
ただし、毎日の記録も照らし合わせて、下痢になる日に共通する出来事や食事内容などがないかも確認する必要があります。
その上で水素水以外に特に共通するようなことがなければ、何かしらの理由で水素水が下痢をもたらしていると考えられます。
【注意事項】自己判断での検証には限界があるため、体調に異変を感じた場合は医師や専門家に相談することをおすすめします。
水素水を飲んで下痢にならないようにする対策方法
水素水を摂取した際に下痢や消化不良といった症状が出る場合、いくつかの対策を試すことで改善できる可能性があります。
以下に、水素水を飲んで下痢にならないようにする(症状を和らげる)方法をご紹介します。
対策1:摂取量を調節する
水素水を一度に大量に飲むと、消化器系に負担がかかりやすくなります。
初めて飲む場合や敏感な方は、少量から始めて徐々に量を増やしていきましょう。一日の摂取量を小分けにして飲むのも効果的です。
また1日のうちで水分の過剰摂取にならないように気をつけましょう。
対策2:常温またはぬるめで飲む
キンキンに冷えた水素水を飲むと、胃腸を刺激して下痢を引き起こす可能性があります。
常温か、少し温めてから飲むことで、胃腸への負担を軽減できます。
対策3:空腹時を避ける
空腹時に水素水を飲むと、胃腸が過敏に反応することがあります。
食事の直後や、軽く食べ物を摂った後に飲むようにすると、消化がスムーズになり下痢を予防できます。
対策4:信頼できる製品を使う
品質の低い水素水には、不純物や添加物が含まれている可能性があります。
信頼性の高いメーカーやブランドの製品を選ぶことで、安全性を高められます。
また、水素が含まれていないような粗悪品もあるので、そういった観点からも信頼できる製品を選ぶことをお勧めします。
>> 【キッカケは2つ】水素水ブームが無くなった理由とは?真実を徹底解説
対策5:徐々に体を慣らす
新しいものを体に取り入れるときは、体が慣れるまで時間がかかることがあります。
特に、水素水を取り入れてからまだ間もない方は、数日から数週間かけて少量ずつ摂取し、体の反応を見ながら増やしていくと良いでしょう。
より効率的に水素を摂取するなら水素吸入がおすすめ
水素水は水素を摂取する手段の1つとして様々な研究が行われ、効果的な方法と考えられています。
しかし、水素ガスを吸う水素吸入であればより効率的に水素を取り込むことができます。
例えば、毎分100mlの水素ガスを1時間吸入すれば、500mlの水素水540本分の水素を摂取することができると言われています。
また、水素吸入は2016年に先進医療Bとして承認された過去があり、最近では水素水よりも臨床応用の可能性が期待され注目を集めています。
水素吸入器を使って水素水を作れたりもしますので、水素吸入についてさらに詳しく知りたい方は、ぜひ以下の記事や当サイトをご活用ください。
>> 水素吸入に期待されている効果一覧
>> 水素水が作れる水素吸入器一覧
基本的なことからマニアックな内容まで、水素吸入についての様々な情報を提供しています。
まとめ:水素水で下痢にならないように対策をしよう
水素水を飲むことで下痢になる理由は、過剰な摂取量や飲むタイミング、体質によるものなど、さまざまな可能性が考えられます。しかし、基本的には水素水は安全性が高く、多くの方に健康効果が期待され注目を集めている飲み物です。
もし水素水を飲んで下痢などの症状が出た場合は、まず摂取量を調整したり、飲むタイミングを見直してみましょう。少量から始めて体を慣らす、常温で飲む、空腹時を避けるなどの対策で症状が改善することがあります。また、体調や食事内容を記録し、水素水との関連性を確認することで、原因を特定しやすくなります。
それでも症状が続く場合や不安がある場合は、医師や専門家に相談することをおすすめします。正しい方法で水素水を取り入れ、自分の体に合った健康習慣を築いていきましょう。