当サイト「すいかつねっと」が行っている製品評価の5大要素の1つである保守性。
全部で6つの評価項目があり、その中の1項目「イオンフィルターの寿命」を評価する理由や評価基準について解説します。
《この記事の執筆者》

当サイト「すいかつねっと」の運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
「イオンフィルターの寿命」を評価する理由
イオンフィルター(またはイオン交換フィルター)は、水素を発生させるための水を純水に近づけ、機器の性能を維持し、長持ちさせるために重要な役割を担っています。
このフィルターには寿命があり、定期的な交換が必須です。当然、寿命が長いほど交換の手間や頻度が減り、メンテナンスは楽になります。
当サイトでは、この「交換の手間の少なさ」を保守性の重要な指標と考え、フィルターの寿命時間を評価しています。
「イオンフィルターの寿命」の評価方針
評価方針はシンプルに、「イオンフィルターの寿命時間」が長いほど高く評価し、短いほど低く評価します。
製品によっては、イオンフィルターが搭載されていない、または寿命の記載がない場合があります。
搭載されていないまたは交換が不要な場合は最高評価とし、寿命の記載がなく不明な場合は、最低評価とします。
「イオンフィルターの寿命」の評価基準と計算式
評価基準は、最も一般的な「500時間」を中間点(スコア0.5)として設定しています。
これは多くの機器で用いられている基準が、この時間であるからです。
そして、毎日2時間使用しても約1年間交換が不要となる「730時間以上」を最高評価(スコア1.0)の基準としました。逆に、交換頻度が高くなる「100時間」を実質的な最低ライン(スコア0.1)としています。
イオンフィルター寿命 | 評価 | 正規化スコア |
---|---|---|
730時間以上 | 1.0 | |
500時間 | 0.5 | |
100時間以下 | 0.1 | |
記載なし | 0.0 |
スコアはこれらの基準点の間を滑らかに変動するように、2段階の直線的な計算式を用いて算出します。寿命が長くなるにつれて、100時間の0.1から500時間の0.5へ、そして700時間の1.0へとスコアが上昇していきます。
「イオンフィルターの寿命」の評価計算式
ご提示いただいた、上記のロジックを反映した計算式は以下の通りです。
=ROUND(MAX(0.1, MIN(1, IF(X<=500, 0.1 + (X-100)/1000, 0.5 + (X-500)/400))),3)
※上記の式のX
に、各機器のイオンフィルターの寿命(時間)が入ります。
イオンフィルター寿命の評価及び保守性全体での評価は、上記と同じリンクで自動で算出していただけます。
>> 水素吸入器の保守性評価を算出するシート