コラム
水素吸入器のコスト評価:「消費電力」編

水素吸入器のコスト評価④:「消費電力」編

当サイト「すいかつねっと」が行っている製品評価の5大要素の1つであるコスト面。

全部で6つの評価項目があり、そのうちの1項目「消費電力」を評価する理由や評価基準について解説します。

《この記事の執筆者》

「消費電力」を評価する理由

「消費電力(W)」は、日々の電気代、すなわち「ランニングコスト」に直結する基本的なスペックです。

当サイトでは別途「ランニングコスト」の項目も設けており、評価が一部重複します。それでも本項目を独立させている理由は、ユーザーが自身の環境に合わせて電気代を把握するための、元となる数値を示すことに価値があると考えているためです。

ただし、ランニングコストと評価が重複する側面も考慮し、総合評価に与える影響度(重み)は小さく設定しています。

「消費電力」の評価方針

評価方針はシンプルに、消費電力(W)の数値が低いほど高く評価し、高いほど低く評価します。

一般的に、水素発生量が多いパワフルな機種ほど消費電力も高くなる傾向にあります。性能評価では高発生量の機種が有利になりますが、コスト評価ではそのトレードオフとして、消費電力の絶対値で公平に判断します。

水素発生量の多さによる評価の調整(ハンデ)は行いません。

「消費電力」の評価基準と計算式

「消費電力」の評価基準として、以下の設定をしています。

消費電力評価正規化スコア
10W以下
5.0
1.0
1000W以上
1.0
0.0

非常に省電力な10Wを最高評価の1.0とし、家庭用電化製品の中でも比較的高い消費電力である1000Wを評価0.0の基準点としました。

この上限値(1000W)に設定したのには、主に2つの理由があります。

第一に、他のコスト評価との整合性です。当サイトの「ランニングコスト」評価では、月々の負担額4,000円で評価が0になります。消費電力1000Wの機器を当サイトの基準(毎日2時間、31円/kWh)で使うと、月々の電気代は約1,860円となります。これは、ランニングコスト評価の最低基準の約半分にあたり、評価基準としてのバランスを考慮した結果です。

第二に、この基準により、市場の多くの製品(300W〜600W程度)が中間的な評価に位置づけられ、製品ごとの差が適切にスコアに反映されるようになります。

また、下限を10Wとしたのは、充電式のポータブルタイプなど、極めて省電力な製品にも対応するための設定です。

「消費電力」の評価計算式

評価スコアは、10W(スコア1.0)と1000W(スコア0.0)の間を、消費電力の数値に応じて直線的に変動するように算出します。

=MIN(1, MAX(0, ROUND(1 - (X - 10) / (1000 - 10), 3)))

※上記の式のXに、各機器の消費電力(W)が入ります。

以下のシートを使えば、ご自身で簡単に消費電力の評価スコアを算出できます。
>> 水素吸入器の電気代を算出するシート

また、消費電力の評価及びコスト全体での評価は、上記と同じリンクで自動で算出していただけます。
>> 水素吸入器のコスト評価を算出するシート

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