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【決定版】水素吸入はHHOガスよりH2ガスが良い理由とは?科学的根拠を徹底解説!

【決定版】水素吸入はHHOガスが良い?それともH2ガスが良い?科学的根拠を徹底解説!

《この記事の執筆者》

「HHOガスの方が健康効果が高い!」

こんな主張を見聞きし、H2ガス(水素分子)を発生させる水素吸入器はダメなの?と不安になられている方も多いでしょう。

今回は、HHOガス vs H2ガスの論争に終止符を打つべく、HHOガスとH2ガスのどちらが良いのかについて徹底的に解説し、結論をお伝えします。本記事を読んでいただければ、HHOガスが良いのか、H2ガスが良いのかについて自信を持って主張できるようになるため、ぜひ最後までご覧ください。

【結論】HHOガスではなくH2ガス(水素分子)でOK

結論としては、HHOガスではなくH2ガス(水素分子)で大丈夫です。

その詳しい根拠については以下で解説していきますが、一言で言うと科学的根拠に乏しいのが大きな要因です。

具体的な内容については、「水素吸入はHHOガスではなくH2ガスで良い根拠」で解説します。

そもそもHHOガスやH2ガスとは?

まず、HHOガスやH2ガスとはなにかについて見ていきたいと思います。

HHOガスとは

HHOガスとは、酸水素ガスと呼ばれており、水素と酸素が原子状態で存在するガスとされています。

ポイントとしては、

HHOガスのポイント
  • 水素と酸素が2:1の割合(約67%と33%)
  • 水素と酸素は原子状である

と言う点で、2つ目の「水素と酸素は原子状である」が重要とされています。

このHHOガスを発生させるとされる水素吸入器は以上にはごく一部しかありません。

H2ガスとは

H2ガスとは、水素分子のガスです。一般的な水素吸入器からはこのH2ガスが放出されています。

HHOガスの水素との違いは、H2ガスは分子状であると言うことです。

この「原子状」か「分子状」かがこれらHHOガスとH2ガスの論争の火種となっています。

HHOガスがH2ガスよりも良いとされる理由

HHOガスとH2ガスの論争の根源は、H2ガスよりもHHOガスの方が効果が高いというHHOガス推しの方々の主張です。

彼らがそう主張する理由は、水素は原子状の方が反応性が高く、体内でより効率的に活性酸素が除去できると考えているからです。

しかし、原子状水素が分子状水素よりも健康効果が高いとは言えず、すいかつねっとでは「H2ガス(水素分子)で問題ない。むしろそっちの方が良い」と考えています。

では、その根拠について以下で詳しく解説していきます。

水素吸入はHHOガスではなくH2ガスで良い根拠

HHOガスではなくH2ガス(水素分子)で良いと考える理由は、主に以下の2つです。

水素分子で良い根拠Xつ
  1. HHOガスの存在が怪しい
  2. 臨床研究は99%以上で水素分子を使用

それぞれ解説していきます。

根拠①:
HHOガスの存在が怪しい

H2ガスで良いと考える1つ目の理由は、そもそもHHOガスの存在自体が怪しいためです。

HHOガスを推している、あるYouTuberさんの主張を簡単にまとめると

HHOガスは科学的に証明されていないが、存在することは確か。その証明として、HHOガスをペットボトルに入れていたら、水になった。

というようなものになります。

どうでしょうか?個人的には、反論するまでもないかなと思いますが。

もちろん、証明が難しいものに対して存在しないと完全に否定することはしません。世の中にはまだまだ科学では解明できない現象が多くありますからね。

ただ、HHOガスが存在するという根拠に大きな疑問があります。

HHOガスの存在に対する疑問点

HHOガスの存在証明として「証明として、HHOガスをペットボトルに入れていたら、水になった。」という部分が疑問です。

というのも、水素原子と酸素原子が常温常圧の環境で自然に結合し、水になることは化学的にありえないためです。水素と酸素が結びついて水になるには、高温や触媒など外部エネルギーが必要不可欠です。

したがって、HHOガスの存在を完全否定はしませんが、科学で証明できないのであれば「HHOガスは存在するかもしれないし、しないかもしれない」ぐらいのスタンスで良いと思います。

逆に100歩譲って、HHOガスが存在しているとしても、次で解説する根拠から分子水素で十分だと考えます。

根拠②:
臨床研究は99%以上で水素分子を使用

H2ガスで良いと考える2つ目の理由は、これまでの多くの研究で「水素分子」が使われているということです。

すいかつねっとでは、さまざまな研究論文の解説も作成していますが、原子状水素を活用したものは見たことがありません。ほとんどの研究で、Molecular hydrogen(水素分子)や「hydrogen gas(水素ガス)」が用いられ、さまざまな研究結果が報告されています。

あえて99%以上と言っているのは、私が見つけられていない論文が存在する可能性があるため、1%分を残しています。

先進医療の研究でも水素分子を利用

水素吸入が日本の先進医療に認定されたことをご存知の方も多いかと思います。この研究報告1)でも「Molecular Hydrogen(水素分子)」と明確に記載されており、原子状ではなく分子状水素が用いられたことがわかります。

つまり、国の認可を得ているのは分子状水素であり、原子状水素ではありません。またそれに伴い、原子状水素が分子状水素よりも優れているということでもありません。

慶應大学からの報告でも「水素分子」と明確に記載

2021年に発表された報告によると、

「水素」という言葉では水素原子(H)と水素分子(H2)のどちらを意味するか曖昧になってしまう.そこで,明確に水素分子(H2)を示したい場合,英語ではmolecular hydrogen や hydrogen gas という表記を用い,日本語では水素分子あるいは水素ガスと表現することが多い.現在の医学・薬学の領域で治療応用が期待されている「水素」は,もちろん物質として存在する水素分子(H2)である

ファルマシア. 2021;57(1):44

というように『現在の医学・薬学の領域で治療応用が期待されている「水素」は,もちろん物質として存在する水素分子(H2)である」』とはっきりと書かれています。

つまり、「水素が健康に良い」という主張は、水素分子を用いた研究報告によるものなのです。

水素吸入はHHOガスではなくても良い根拠まとめ

少し長くなったのでまとめると、

H2ガスが良い根拠まとめ
  • HHOガスの存在証明が怪しく、存在すると言い切れない
  • これまでの研究はH2ガスを用いての結果報告である

といったことがH2ガスで良いと考える根拠としてあげました。

なので、すでにH2ガスの水素吸入器をお使いの方は、そのまま使っていただければ問題ないでしょう。また、これから購入を検討している方は、H2ガスのものを購入すれば良いかと思います。

HHOガスがH2ガスよりも良いと証明するのに必要なこと

HHOガスの存在自体が怪しいこと、これまでの研究はH2ガスを用いた研究ばかりという点から、H2ガスで大丈夫な理由がお分かりいただけたかと思います。

これを覆すためにHHOガス推しの人々が行う必要があることとして、以下の2つがあります。

HHOガスが優れていると証明するために
  1. HHOガスの存在を科学的に証明する
  2. HHOガスとH2ガスを発生させる機器を用いて、効果を比較検討する

仮に1を証明できなかったとしても、2でHHOガスを発生させているとされる機器を用いてH2ガスよりも高い健康効果が示されれば、HHOガスが優れているとの主張にもある程度の信憑性が出てくるでしょう。

しかし、現状はそういった研究報告もないので、私たちは水素分子を発生させる水素吸入器を活用しましょう。

とはいえ、水素分子を発生させる水素吸入器の品質も千差万別で、安全に体感を感じるには吸入器選びには注意すべき点があります。詳しくは以下の記事をご覧ください。
>> 後悔しない!水素吸入器の選び方を徹底解説

HHOガスではなくH2ガスを健康活用しよう!:まとめ

本記事では、HHOガスとH2ガス(水素分子)のどちらが水素吸入療法に適しているかについて詳しく解説してきました。

HHOガスはH2ガスよりも健康効果が高いと主張されていますが、その存在自体に疑問が残ります。一方、H2ガスは多くの研究で使用され、効果が報告されています。特に、日本の先進医療での研究や慶應大学からの報告でも、水素分子(H2)が使用されていることが明確に示されています。

したがって、現状では、H2ガスを発生させる水素吸入器を使用することが科学的に妥当であると言えます。

ご自分のニーズに合ったH2ガスを放出する水素吸入器を、ぜひ健康活用していきましょう。

参考文献
  1. Tamura, T., Suzuki, M., Homma, K., Sano, M., & HYBRID II Study Group (2023). Efficacy of inhaled hydrogen on neurological outcome following brain ischaemia during post-cardiac arrest care (HYBRID II): a multi-centre, randomised, double-blind, placebo-controlled trial. EClinicalMedicine58, 101907. https://doi.org/10.1016/j.eclinm.2023.101907

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