気道狭窄(きどうきょうさく)は、私たちの呼吸を助ける通路である咽頭(のどの奥)、喉頭(声を出す部分)、気管、気管支が生まれつき、または何らかの原因で狭くなるか、ふさがってしまう状態を指します。この状態になると、さまざまな呼吸の問題が起こることがあります。たとえば、息苦しさや喘ぎ声、呼吸が浅くなる、青白い肌色になるなどの症状が見られます。
このような症状が現れた場合、呼吸を楽にするために、気道を確保する処置が必要になることがあります。気道狭窄の状態を正確に把握するためには、医師が患者の症状を詳しく診察することに加え、X線写真や内視鏡検査などの画像診断が用いられます。