コラム
水素吸入器の保守性評価:「動かしやすさ」編

水素吸入器の保守性評価②:「動かしやすさ」編

当サイト「すいかつねっと」が行っている製品評価の5大要素の1つである保守性。

全部で6つの評価項目があり、その中の1項目「動かしやすさ」を評価する理由や評価基準について解説します。

《この記事の執筆者》

「動かしやすさ」を評価する理由

当サイトでは、「物理的な扱いのストレスの少なさ」を保守性の一部と捉え、ユーザーが快適に製品と付き合えるかどうかを判断するために、この項目を評価しています。

水素吸入器は、一度設置したら全く動かさない、ということは稀です。日中はリビングで、夜は寝室でというように移動して使う方も多いです。また、お部屋の掃除や模様替えの際にも、機器の移動は避けられません。

しかし、こうした場面で製品が重たく、キャスターや持ち手といった移動を助ける工夫がなければ、そのひと手間が想像以上の負担となり、日々の小さなストレスに繋がってしまいます。

「動かしやすさ」の評価方針

評価方針は、「キャスターの有無」を最優先とし、キャスターがない場合は「重量」と「持ちやすさへの配慮」を基準に、段階的に評価します。

「動かしやすさ」の評価方針
  1. キャスター搭載は最高評価: 重量に関わらず、キャスターが搭載されていれば誰でも簡単に移動できるため、文句なしの最高評価とします。
  2. キャスターがない場合は重量で判断: キャスターがない機器は、その重量によって評価を大きく二分します。当サイトでは、一人で気軽に持ち上げられるかどうかの境界を5kgと考え、「5kg未満(軽量帯)」と「5kg以上(重量帯)」で評価方法を分けます。
  3. 軽量帯では「持ち手」を評価: 5kg未満の軽量な製品でも、持ち手や掴みやすい形状の工夫があれば、さらに安全で楽に運べます。この「持ちやすさへの配慮」を評価に加えます。

ちなみに、水素発生量が高くなるにつれて重量が重くなり動かしづらくなる傾向にありますが、キャスターが搭載されていれば移動はしやすいので、その点は問題ないような評価方針としています。

「動かしやすさ」の評価基準と計算式

上記の評価方針に基づき、以下の基準でスコアを算出します。

条件特徴正規化スコア
キャスター搭載(重量問わず)1.0
キャスターなし5kg未満 かつ 持ち手あり1.0
5kg未満 かつ 持ち手なし0.9
別売りで台車などがある場合0.8
5kg以上計算式で算出 (0.1〜0.7)

5kg以上の機器のスコア計算式

キャスターがなく、5kg以上の重量帯の機器は、重くなるほど評価が低くなります。

スコアは以下の計算式で算出します。

スコア = MAX(0.1, 0.7 - (0.6 × ( 重量kg - 5) ÷ 10))

この式では、5kgの時点で0.7点となり、重量が増すにつれてスコアが減少し、15kg以上で最低点の0.1点となります。

計算例
  • 重量が8kgの場合: スコア = 0.7 – (0.6 × (8 – 5) ÷ 10) = 0.7 – 0.18 = 0.52
  • 重量が12kgの場合: スコア = 0.7 – (0.6 × (12 – 5) ÷ 10) = 0.7 – 0.42 = 0.28

この評価基準により、単に重い・軽いだけでなく、メーカーがユーザーの使い勝手をどれだけ考えて設計しているかを、より多角的に評価することができます。

以下のシートを使えば、動かしやすさの評価及び保守性全体での評価を自動で算出していただけます。
>> 水素吸入器の保守性評価を算出するシート

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