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研究報告

有酸素運動と無酸素運動中の身体的・知覚的反応に対する水素水の効果

Acute effect of hydrogen-rich water on physical, perceptual and cardiac responses during aerobic and anaerobic exercises: a randomized, placebo-controlled, double-blinded cross-over trial(有酸素運動と無酸素運動中の身体的、知覚的、心臓反応に対する水素水の急性効果:ランダム化プラセボ対照二重盲検クロスオーバー試験)
アマチュアの中距離ランナー22名に500mLの水素水を運動30分前に摂取させたところ、有酸素運動のパフォーマンスが向上したが、無酸素運動には効果が見られなかった。
  1. 13分で読める詳細解説
    1. 結論
    2. 研究の背景と目的
    3. 研究方法
    4. 研究結果
    5. 論文情報
  2. 2専門家のコメント

3分で読める詳細解説

結論

水素水の摂取は有酸素運動のパフォーマンスを向上させる可能性がある。

研究の背景と目的

水素水(HRW)は、酸化ストレスの軽減や抗酸化作用が知られており、運動パフォーマンスを向上させる可能性があると考えられている。しかし、急性の水素水摂取が運動パフォーマンスに与える影響については、研究結果が一貫していない。本研究では、水素水が有酸素運動および無酸素運動時の身体的、感覚的、心拍応答に与える急性効果を調査することを目的とした。

研究方法

  • 対象:アマチュアの中距離ランナー22名(年齢21±1歳)
  • デザイン:ランダム化二重盲検プラセボ対照クロスオーバー試験
  • 介入:運動30分前に500mLの水素水またはプラセボ水を摂取
  • 測定項目:
    • 有酸素運動:最大有酸素速度(MAS)、MASでの疲労困憊までの時間(Tlim)
    • 無酸素運動:スクワットジャンプ(SJ)、カウンタームーブメントジャンプ(CMJ)、5連続ジャンプテスト(5JT)
    • 生理学的指標:最高心拍数(HRpeak)、主観的運動強度(RPE)

研究結果

  • 有酸素運動パフォーマンス
    • MAS:水素水摂取で有意に向上 (p=0.04、Δ=0.55%、d=0.06)
    • Tlim:水素水摂取で有意に向上 (p<0.001、Δ=7.71%、d=0.39)
    • HRpeak:水素水摂取で有意に向上 (Vameval test: p<0.001、Δ=1.01%、d=0.21; Tlim test: p<0.001、Δ=1.98%、d=0.31)
    • RPE:水素水摂取で有意に低下 (Vameval test: p<0.001、Δ=0.83%、d=0.14; Tlim test: p<0.001、Δ=6.65%、d=0.77)
  • 無酸素運動パフォーマンス
    • SJ、CMJ、5JTのいずれも水素水摂取による有意な効果なし

Appendix(用語解説)

  • MAS (Maximal Aerobic Speed):最大有酸素速度。有酸素運動能力の指標。
  • Tlim (Time to exhaustion):疲労困憊までの時間。持久力の指標。
  • RPE (Rate of Perceived Exertion):主観的運動強度。運動の辛さを数値化したもの。

論文情報

タイトル

Acute effect of hydrogen-rich water on physical, perceptual and cardiac responses during aerobic and anaerobic exercises: a randomized, placebo-controlled, double-blinded cross-over trial(有酸素運動と無酸素運動中の身体的、知覚的、心臓反応に対する水素水の急性効果:ランダム化プラセボ対照二重盲検クロスオーバー試験)

引用元

Jebabli, N., Ouerghi, N., Abassi, W., Yagin, F. H., Khlifi, M., Boujabli, M., Bouassida, A., Ben Abderrahman, A., & Ardigò, L. P. (2023). Acute effect of hydrogen-rich water on physical, perceptual and cardiac responses during aerobic and anaerobic exercises: a randomized, placebo-controlled, double-blinded cross-over trial. Frontiers in physiology, 14, 1240871. https://doi.org/10.3389/fphys.2023.1240871

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公開日:2024/08/20
最終更新日:2025/09/20
目次
  1. 3分で読める詳細解説
    1. 結論
    2. 研究の背景と目的
    3. 研究方法
    4. 研究結果
    5. 論文情報
  2. 専門家のコメント

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公開日:2024/08/20
最終更新日:2025/09/20
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