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研究報告

水素吸入はがん治療による急性放射線腸炎を軽減する

Clinical Efficacy of Hydrogen Therapy on Acute Radiation Enteritis and Inflammatory Response in Patients with Cervical Cancer Undergoing Concurrent Chemoradiation Therapy(同時化学放射線療法を受ける子宮頸がん患者における、急性放射線腸炎および炎症反応に対する水素療法の臨床的有効性)
同時化学放射線療法を受ける子宮頸がん患者58名を対象に、治療期間中に水素吸入を行った結果、がん治療の効果を損なうことなく、全身の炎症反応を抑制し、急性放射線腸炎の重症度を有意に軽減した。
  1. 13分で読める詳細解説
    1. 結論
    2. 研究の背景と目的
    3. 研究方法
    4. 研究結果
    5. 論文情報
  2. 2専門家のコメント

3分で読める詳細解説

結論

水素吸入は、がん治療の効果を維持しつつ、放射線腸炎による炎症と症状を安全に軽減する有効な補助療法である。

研究の背景と目的

局所進行子宮頸がんの標準治療である「同時化学放射線療法(CCRT)」は、高い治療効果がある一方で、重篤な副作用を伴うことが多い。特に、放射線による腸粘膜の損傷が引き起こす「急性放射線腸炎(ARE)」は、60〜80%という高い頻度で発生し、下痢や腹痛によって患者の生活の質(QoL)を著しく低下させ、治療の中断を余儀なくされることもある。 既存の予防策(食事療法や抗炎症薬など)は効果が限定的であり、副作用のリスクもある。そこで、抗酸化作用と抗炎症作用を持つ「水素分子」に着目し、水素吸入ががん治療の効果を阻害せずに、AREの予防や炎症の緩和に有効であるかを検証することを目的とした。

研究方法

  • 対象者: 2023年2月から12月の間に同時化学放射線療法(CCRT)を受けた子宮頸がん患者58名(実験群28名、対照群30名)。
    • 年齢18〜75歳、遠隔転移や消化器系の炎症性疾患の既往がない患者を選定。
  • 介入方法(実験群):
    • ガス組成: 水素66.6%、酸素33.3%の混合ガス。
    • 流量: 毎分3リットル。
    • 実施時間: 1回2時間。
    • 頻度: 放射線治療を行う日(週5回)、治療の前または後に実施。
    • 期間: 放射線治療の1日目から25日目まで(計25回)。
  • 対照群の設定: 追加のガス吸入を行わない(標準治療のみ)。
  • 評価方法:
    • 炎症マーカー(CRP、NLR、PLR、IL-6)の血液検査。
    • 便潜血反応(腸粘膜損傷の指標)。
    • LENT-SOMAスコア(放射線障害の評価)、PG-SGAスコア(栄養状態の評価)。
    • RTOG急性放射線障害基準(腸炎の重症度)。
    • RECIST(固形がんの治療効果判定基準)による腫瘍縮小効果の確認。

研究結果

  • 炎症反応の抑制: 水素吸入群では、対照群と比較して炎症マーカーが有意に低く抑えられた。
    • CRP(炎症タンパク): 治療25日目で水素吸入群は14.45±5.01mg/Lに対し、対照群は26.77±10.73 mg/Lと有意に低かった (P<.0001)。
    • NLR(好中球/リンパ球比): 治療25日目で水素吸入群は8.80±1.44に対し、対照群は10.97±2.96と有意に低かった (P<.0001)。
    • IL-6(炎症性サイトカイン): 治療25日目で水素吸入群は5.83±3.68pg/mLとベースラインからほぼ横ばいであったのに対し、対照群は12.59±5.77pg/mLへと大幅に上昇した (P<.0001) 。
  • 腸粘膜損傷の軽減:
    • 便潜血陽性率: 治療25日目において、水素吸入群は42.86%であったのに対し、対照群は66.67%と高く、水素吸入による腸管出血の抑制効果が示された (P=.016)。
  • 臨床症状と栄養状態の改善:
    • LENT-SOMAスコア(自覚・他覚症状): 治療25日目で水素吸入群 (0.33±0.16) は対照群 (0.60±0.16) より有意に低く、症状が軽度であった (P<.0001)。
    • PG-SGAスコア(栄養状態): 治療25日目で水素吸入群 (3.83±1.29) は対照群 (5.50±1.45) より有意に低く、栄養状態の悪化が防がれた (P<.0001)。
  • 腸炎の重症度(RTOG基準): 水素吸入群では重症化する例が少なかった。
    • グレード2(投薬が必要な下痢や痛み)の発生率は、水素吸入群で28.57%に対し、対照群では63.33%であった (P=.023)。
  • がん治療効果への影響なし: 治療後の完全奏効(がんの消失)率は、水素吸入群71.43%、対照群80.00%であり、統計的な有意差はなかった (P=.573)。これは水素が放射線治療の効果を弱めないことを示している。
  • 安全性: 水素吸入に関連する有害事象は報告されなかった。
  • 考察・限界: 水素分子が有害な活性酸素を選択的に除去し、炎症性サイトカインの放出を抑制したと考えられる。ただし、サンプル数が少なく追跡期間が短いため、より大規模な研究が必要である。

Appendix(用語解説)

  • 同時化学放射線療法 (CCRT): 抗がん剤治療(化学療法)と放射線治療を同時に行う治療法。相乗効果で治療成績が向上するが、副作用も強くなる傾向がある。
  • 急性放射線腸炎 (ARE): 腹部や骨盤への放射線治療によって腸の粘膜が傷つき、炎症を起こす状態。下痢、腹痛、血便などの症状が出る。
  • CRP (C反応性タンパク): 体内で炎症が起きているときに血液中に増えるタンパク質。炎症の程度を判断する一般的な指標。
  • IL-6 (インターロイキン-6): 免疫反応において重要な役割を果たす物質(サイトカイン)。過剰に分泌されると強い炎症を引き起こす。
  • NLR (好中球/リンパ球比): 血液中の白血球成分の比率。この値が高いと、体内の炎症レベルが高く、がん患者の予後が悪い傾向にあるとされる。
  • 便潜血: 便に微量の血液が混じっている状態。目に見えない出血を検出し、腸の損傷などを調べる。
  • LENT-SOMAスコア: 放射線治療による正常組織への副作用を評価するための国際的な指標。
  • PG-SGAスコア: がん患者の栄養状態を主観的・客観的に評価する指標。スコアが高いほど栄養状態が悪いことを示す。
  • RTOG毒性基準: 米国の放射線治療腫瘍学グループが定めた、放射線治療による副作用の重症度分類。グレードが高いほど症状が重い。
  • RECIST: 固形がんの治療効果(腫瘍がどれくらい縮小したか)を判定するための世界共通の基準。

論文情報

タイトル

Clinical Efficacy of Hydrogen Therapy on Acute Radiation Enteritis and Inflammatory Response in Patients with Cervical Cancer Undergoing Concurrent Chemoradiation Therapy(同時化学放射線療法を受ける子宮頸がん患者における、急性放射線腸炎および炎症反応に対する水素療法の臨床的有効性)

引用元

Liu, B., Bao, Y., Ma, J., Wang, X., & Feng, Y. (2025). Clinical Efficacy of Hydrogen Therapy on Acute Radiation Enteritis and Inflammatory Response in Patients with Cervical Cancer Undergoing Concurrent Chemoradiation Therapy. Advances in radiation oncology, 10(11), 101879. https://doi.org/10.1016/j.adro.2025.101879

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公開日:2025/12/17
目次
  1. 3分で読める詳細解説
    1. 結論
    2. 研究の背景と目的
    3. 研究方法
    4. 研究結果
    5. 論文情報
  2. 専門家のコメント

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