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研究報告

水素吸入が喘息の肺炎症を改善

更新日:2026/02/11
Hydrogen inhalation ameliorates lung inflammation in mice with asthma(喘息モデルマウスの肺炎症に対する水素吸入の改善効果)
卵白アルブミン(OVA)で喘息を誘発したマウスに対し、濃度15%の水素を1日60分、7日間吸入させた結果、気道の過剰反応や炎症が抑制され、酸化ストレスの軽減と免疫制御機能の向上が確認された。
  1. 13分で読める詳細解説
    1. 結論
    2. 研究の背景と目的
    3. 研究方法
    4. 研究結果
    5. 論文情報
  2. 2専門家のコメント

3分で読める詳細解説

結論

水素吸入は抗酸化作用と免疫調整作用を介して、喘息による肺の炎症と気道過敏性を有意に改善する。

研究の背景と目的

喘息は慢性的な気道炎症を特徴とする疾患であり、世界的に増加傾向にある。既存の薬物療法は副作用や長期使用における課題が残されているため、新たな治療法が求められている。水素分子には抗酸化作用や抗炎症作用があることが知られており、様々な疾患への応用が期待されている。本研究は、喘息モデルマウスを用いて、水素吸入が肺の炎症や気道過敏性に与える影響を検証し、その治療効果とメカニズムを明らかにすることを目的とした。

研究方法

  • 対象者: 6〜8週齢の雌のC57BL/6マウス 32匹。
    • 以下の4つのグループに割り付けて比較を行った(論文本文には「5グループ」と記載があるが、具体的な記述および図表データが存在するのは以下の4群である)。
    • 生理食塩水対照群(Saline):感作・誘発なし、水素なし
    • 水素単独群(Saline+H2):感作・誘発なし、水素吸入あり
    • 喘息群(OVA):OVAによる感作・誘発あり、水素なし
    • 喘息+水素群(OVA+H2):OVAによる感作・誘発あり、水素吸入あり
  • 介入方法:
    • 濃度: 15% 水素(空気混合)
    • 吸入方法: 密閉チャンバー内での全身曝露
    • 流量: 4 L/min
    • 頻度: 1日1回
    • 実施時間: 1回60分間
    • 期間: 7日間連続(実験開始21日目から27日目まで)
  • 評価方法:
    • 気道過敏性(Penh値):メタコリン吸入時の呼吸機能変化
    • 炎症性サイトカイン:肺胞洗浄液(BALF)中のIL-4, IL-5, IL-13濃度
    • 血清総IgE値
    • 免疫調整因子:肺組織におけるIL-10, TGF-β1のmRNA発現量
    • 酸化ストレス:肺組織中のMDA(過酸化脂質)量およびSOD(抗酸化酵素)活性
    • 病理組織学的検査:肺組織のHE染色

研究結果

  • 気道過敏性の抑制: メタコリン濃度30mg/mLの刺激において、喘息群(OVA)では気道抵抗値(Penh)が顕著に上昇したが、水素吸入群(OVA+H2)ではその上昇が有意に抑制された(p<0.01)。
  • 炎症性サイトカインの減少: 喘息群と比較して、水素吸入群では肺胞洗浄液中のIL-4(p<0.01)、IL-5(p<0.05)、IL-13(p<0.05)の濃度が有意に低下した。
  • 血清IgEの低下: アレルギー反応の指標となる血清総IgE値が、水素吸入によって有意に減少した(p<0.01)。
  • 免疫調整因子の増加: 炎症を抑制する働きを持つIL-10およびTGF-β1のmRNA発現レベルが、水素吸入群において有意に増加した(p<0.05)。
  • 酸化ストレスの改善:
  • 酸化ダメージの指標であるMDAレベルが、水素吸入により有意に低下した(p<0.01)。
  • 抗酸化酵素であるSOD活性が、水素吸入により有意に上昇し回復した(p<0.05)。
  • 組織学的改善: 水素吸入群では、喘息群で見られた気管支周囲や血管周囲への炎症細胞浸潤、および気道壁の肥厚が顕著に軽減された。
  • 考察: 水素吸入は、強力な抗酸化作用によって酸化ストレスを軽減し、炎症経路を抑制するだけでなく、制御性T細胞(Treg)に関連するサイトカイン(IL-10, TGF-β1)の発現を高めることで免疫バランスを調整していると考えられる。これらが相乗的に働き、アレルギー性の気道炎症を改善したと示唆される。
  • 研究の限界:
    • 対照群の設定において、生理食塩水そのものの影響を完全に排除しきれていない点(生理食塩水のみの対照群が必要)。
    • 免疫調整因子(IL-10, TGF-β1)の評価がmRNAレベルにとどまっており、実際のタンパク質量の測定には至っていない点。

Appendix(用語解説)

  • OVA(卵白アルブミン): 卵白に含まれるタンパク質。動物実験において、人為的にアレルギーや喘息の状態を作り出すためによく使用される物質。
  • Th2サイトカイン(IL-4, IL-5, IL-13): アレルギー反応を促進するように働くタンパク質群。これらが増えると炎症が悪化する。
  • IgE(免疫グロブリンE): アレルギー反応に関与する抗体。アレルゲンと結合してヒスタミンなどの放出を促し、アレルギー症状を引き起こす。
  • Treg(制御性T細胞): 過剰な免疫反応や炎症を抑え、免疫のバランスを保つブレーキ役の細胞。
  • MDA(マロンジアルデヒド): 脂質が活性酸素によって酸化された際に生じる物質。体内の「酸化ストレス(サビつき)」の度合いを示す指標となる。
  • SOD(スーパーオキシドジスムターゼ): 体内で発生した有害な活性酸素を分解・除去する酵素。この活性が高いほど、酸化ストレスに対する防御能が高いことを示す。
  • 気道過敏性: わずかな刺激に対して気管支が過剰に反応し、収縮してしまう状態。喘息の特徴的な症状の一つ。

論文情報

タイトル

Hydrogen inhalation ameliorates lung inflammation in mice with asthma(喘息モデルマウスの肺炎症に対する水素吸入の改善効果)

引用元

Li, H., Qi, X., Xu, H., Zhou, R., Liu, X., Li, L., Hu, C., & Dai, C. (2025). Hydrogen inhalation ameliorates lung inflammation in mice with asthma. European journal of medical research, 30(1), 1024. https://doi.org/10.1186/s40001-025-03296-7

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公開日:2025/12/23
最終更新日:2026/02/11
目次
  1. 3分で読める詳細解説
    1. 結論
    2. 研究の背景と目的
    3. 研究方法
    4. 研究結果
    5. 論文情報
  2. 専門家のコメント

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公開日:2025/12/23
最終更新日:2026/02/11
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