《この記事の執筆者》
本サイトの運営者。水素の可能性に魅了され、日々独自に探求する水素健康アドバイザー。主に海外の論文をもとに水素を研究し、少しでも水素を活用して幸せになれればと情報を発信。
本記事では、水素吸入が行える水素吸入器『ナノコHF-300』の製品情報から特徴やスペックについて解説していきます。
また、当サイト基準での製品評価も行なっておりますので、『ナノコHF-300』にご興味のある方はぜひ最後までご覧ください。
水素吸入器『ナノコHF-300』の製品情報
水素吸入器『ナノコHF-300』の製品仕様の詳細は以下の通りです。
商品名 | ナノコHF-300 |
本体寸法 | 幅28×奥行29.6×高さ31.3(cm) |
本体重量 | 6.0kg |
色 | ホワイト |
材質 | 樹脂 |
電圧・周波数 | AC100V 50/60Hz |
消費電力 | 160W |
付属品 | カニューレ、水ボトル |
定価 | 880,000円(税込) |
メーカー保証 | 1年 |
生産国 | 日本 |
販売会社 | 株式会社ナノコ |
『ナノコHF-300』は、株式会社ナノコが製造・販売を手掛けている水素吸入器です。
水素研究分野の権威である太田成男先生も推奨されている機器となっています。それもあってか、定価が税込880,000円と高額になっています。
水素吸入器『ナノコHF-300』の特徴・スペック
水素吸入器『ナノコHF-300』の主なスペックは以下の通りです。
水素発生量 | 300ml/分 |
水素発生方式 | 電気分解(PEM式) |
連続稼働時間 | 6時間 |
吸入方法 | 鼻カニューレ |
騒音レベル | 不明 |
使用できる水 | 精製水または蒸留水(精製水推奨) |
水素水の生成 | 不可(市販のものを活用すれば可能) |
製品の寿命 | イオンフィルタ:電解槽の交換時に交換 電解槽:6000時間 |
では、以下でいくつか『ナノコHF-300』の特徴をご紹介していきます。
特徴①:小型なのに水素発生量が多い
『ナノコHF-300』は小型ながら、水素ガス発生量が300mlとなっています。
これは、水素生成方式としてPEM純水型電解槽およびPEM量子交換膜を使用する特殊技術により実現したもののようです。
特徴②:6時間の連続使用が可能
『ナノコHF-300』は6時間の連続使用が可能です。
睡眠時間が短い方であれば、寝ている間でも使えそうですね
ただ、一般的に推奨される7~8時間睡眠には適してなさそうです。
特徴③:メンテナンスが簡単
水素生成のために電極膜が使用されています。この電極膜の耐用期間はとても長いと記載されていますが、どれくらいで交換が必要かは不明です。
使用する精製水の量も少なく、1ヵ月に1回の補充で済みます。(利用時間にもよる)
水素吸入器『ナノコHF-300』のメンテナンス
『ナノコHF-300』の日々のメンテナンスは、精製水を補充することと2週間ごとにタンク内の水を交換する2点となります。
定期メンテナンスについては、電極の寿命(6000時間の使用)が来ると、メーカーによる部品交換が必要となります。費用は、税別100,000円となっています。
水素吸入器『ナノコHF-300』のレンタルはある?
販売会社に問い合わせたところ、『ナノコHF-300』のレンタルは購入を検討されている方を対象に、最長3ヶ月まで可能なようです。
金額は月額30,000円で、保証金や申込金等は必要ありません。
いきなりの購入は難しい方が1〜3ヶ月比較的お手頃な価格でお試し利用できるのは、良いですね。
水素吸入器『ナノコHF-300』の評価
上記の評価は別記事『失敗しない水素吸入器の選び方』で解説しているポイントを基準に判断しています。
『ナノコHF-300』の総合評価としては、★★★☆☆の星3.42です。
以下で、それぞれの評価項目について解説していきます。
ナノコHF-300の性能評価
項目 | 実績値 | 評価 |
水素発生量 | 300ml/分 | |
水素純度 | 99.99% | |
連続運転時間 | 6時間 | |
タイマー設定 | 1時間単位/10分単位 | |
騒音レベル | 不明 | |
水素水生成機能 | 不可 | |
水素量調節機能 | なし |
『ナノコHF-300』の性能評価は★3.2です。
水素発生量は毎分300mlと当サイト最低ラインを超えており、水素純度や連続運転時間もそれぞれ99.99%と6時間となっており、これらの点では優れていると言えそうです。
また、タイマーは1時間単位の調整と10分単位での調節ができるようです。なので、例えば2時間20分といった細かな時間設定ができるようになっています。
一方で、騒音についても非公開となっているため、これらの点で懸念が残ります。また、水素水の生成についてはできないようなので、水素吸入のみの利用となります。
ナノコHF-300のコスト評価
項目 | 実績値 | 評価 |
製品価格 | 800,000円(税別) | |
メンテナンス費用※1 | 12,165円(税別)/年 | |
ランニングコスト※2 | 409円/月 | |
最大消費電力 | 160W | |
使用する水 | 市販の精製水 又は蒸留水 | |
レンタル価格 | 30,000円(税別)/月 |
※2 毎日2時間使用した場合のシミュレーションに基づく1ヶ月にかかるコスト(精製水と電気代)
『ナノコHF-300』のコスト面は★3.3と並より少し良いぐらいです。
製品価格は税別800,000円となっており、水素発生量に基づく相場(640,000円)よりも25%ほど高くなっています。
メンテナンス費用については、6000時間の使用で100,000円の電解槽の交換費用がかかります。これを毎日2時間使用した場合のシミュレーションで年間費用に換算すると12,000円ほどとなり、そこまで負担は大きくなさそうです。
また、市販の精製水が使えることや160Wと少ない消費電力ということもあり、ランニングコスト(電気代と水代も400円ほどと安いです。定期メンテの費用も含め、使用していく上での維持費は抑えられそうです。
レンタルは月額30,000円となっており、製品価格に対する割合としては若干高いですが、金額感的には許容範囲内かと思います。
ナノコHF-300の保守性評価
項目 | 実績値 | 評価 |
寸法/重量 | 幅28×奥行29.6×高さ31.3cm/6.0kg | |
マシンの操作性 | モード選択と時間設定のシンプルな操作 | |
動かしやすさ | 6kgと軽量で移動は簡単 | |
イオンフィルター の交換頻度 | 電解槽と同時 | |
電解槽の交換頻度 | 6000時間 | |
筐体の材質 | 樹脂 | |
日々のメンテナンス | 精製水補充(随時) 精製水交換(2週間ごと) |
『ナノコHF-300』の保守性は★4.1と高いです。
サイズは比較的コンパクトで重量も6kgと軽く、室内の移動であれば問題なく持ち運んで移動できるでしょう。
操作については、モード選択と時間の設定のボタンがあり、シンプルな操作性となっています。
電解槽の寿命も6000時間と一般的な3000時間の倍あり、耐久性についても高いと言えるでしょう。
また、日々のメンテナンスについても定期的なタンク内の水交換ぐらいなので、そこまで手間はかかりません。
ナノコHF-300の安全性評価
項目 | 実績値 | 評価 |
電極の材質 | ステンレス、チタン | |
オゾンの発生 | しない (証明書はなし) | |
安全機能 | 水位、水質センサー | |
防爆システム | 特になし | |
第三者機関の認証 | PSE認証 |
『ナノコHF-300』の安全性についても、そこそこと言えるでしょう。
電極はステンレスとチタンとなっており、ステンレスのみよりはマシかと思います(ステンレス電極の場合は、水の中やガスに重金属が溶け出す可能性が指摘されているためです)。気になる方は、排出ガスの成分表などを問い合わせてみることをお勧めします。
オゾンの発生はなく、安全機能として水不足や水質低下による自動停止機能がついている点は、安心できそうです。
また、PSE認証を表示しており、電気的な安全性は担保されている点も評価できます。
ナノコHF-300の信頼性評価
項目 | 実績値 | 評価 |
生産国 | 日本 | |
保証期間 | 1年 | |
情報開示度 | サイトでの情報は最低限 問い合わせると回答してくれる | |
導入機関や導入歴 | 不明 | |
アフターサービス・ サポート体制 | 不明 | |
返金保証 | なし | |
購入前の体験 | 可能 | |
マニュアルの充実度 | 紙の取説のみ | |
口コミ | 不明 |
『ナノコHF-300』の信頼性もそこそこという感じです。
製造は日本で、保証期間は1年となっています。一般的な保証期間ではありますが、機器が高額だけに少し不安があるというのが正直なところです。
また、導入事例なども大々的に公表されておらず不明で、購入後にどういったサポートを受けられるのかについても未知です。この辺りは、購入前に問い合わせておくことをお勧めします。
購入前の体験については、東京都内または静岡の直営店にて可能となっているみたいです。2箇所限定ですが、短期のレンタルもあるので、足を運べない方はそれを利用するのもよさそうです。
マニュアルについては弊サイトで調べた限りだと、説明動画などはないため、紙の取扱説明書を見て仕様等を理解する必要がありそうです。動画などでわかりやすく解説してくれるようになると良いですね。
水素吸入器『ナノコHF-300』がおすすめな人
『ナノコHF-300』は以下のような方にはおすすめできるかと思います。
『ナノコHF-300』の大きな特徴の1つは、ランニングコストの安さです。1日2時間の使用で月額400円ほどなので、毎日活用する上で電気代や水代などの費用を抑えたい方にはピッタリです。
また、購入前の3ヶ月の短期レンタルも提供されているため、購入前に試してじっくり検討したい方にも向いているでしょう。
製品のサイズもコンパクトで置き場所に困らず、日々のメンテナンスも少ないため、そういった管理の手間をなくしたい方にもお勧めできる機器です。
水素吸入器『ナノコHF-300』:まとめ
今回は、水素研究の権威でもある太田成男教授が支持している水素吸入機『ナノコHF-300』のスペックや評価についてお伝えしました。
ランニングコストが安く、管理の手間も少ないなどの特徴がある一方で、購入時の価格は少し相場より高くなっています。
気になる方はぜひ体験場に足を運んで試してみるか、お試しの短期レンタルをご検討ください。
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